ラ・リーガは2022-23シーズンの第35節が日本時間5月20日から5月22日に開催。今節の注目試合を紹介する。
バルセロナvsレアル・ソシエダ
前節、リーグ優勝を決めたバルセロナ。すでに残しているコンペティションもないため、残す4試合は消化試合となる。注目するとすれば、ラ・リーガの得点王の行方。バルセロナ1年目のロベルト・レヴァンドフスキが21ゴールでトップに立っており、2位カリム・ベンゼマとは4ゴール差をつけている。残り4試合もゴールを積み重ね、ゴールデンシューを獲得したいところだ。
一方のレアル・ソシエダにとっては非常に重要な一戦に。残り4試合で4位につけるものの、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、セビージャなど強敵との対戦を残しており、5位ビジャレアルとの5ポイント差はひっくり返される可能性も十分に考えられる。
期待したいのが好調の久保建英。前節はアシストとPK獲得をしてマン・オブ・ザ・マッチに輝いたが、チームは2-2のドローに終わった。ゴールを挙げれば、今季はリーグ戦8戦全勝だけに、自身の手で勝ち星を引き寄せたい。
バレンシアvsレアル・マドリード
今季も残留争いに巻き込まれるバレンシア。前節セルタ戦ではカンテラーノの活躍、そしてガブリエウ・パウリスタの退場覚悟のタックルなどで、2-1と3ポイントをもぎ取った。その結果、降格圏の18位ヘタフェとは3ポイント差をつけている。一歩抜け出た状態となり、ホームでのレアル・マドリード戦も波に乗っていきたいところ。
対するレアル・マドリードはバルセロナの王座奪還を許し、ミッドウィークにはマンチェスター・シティに完敗。チャンピオンズリーグ連覇の夢も絶たれた。そのシティ戦もショッキングな敗戦となり、カルロ・アンチェロッティ監督の進退問題に発展している。チームにとって残り4試合は消化試合となるものの、指揮官にとっては来季に向けたアピールの場となるかもしれない。
セビージャvsベティス
今季は苦しいシーズンを送っていたセビージャ。一時は降格圏に沈んでいたものの、ここ6試合で5勝を挙げ、一気に10位まで浮上してきた。欧州カップ戦出場権獲得は絶望的だが、ライバルのベティスを下してシーズンを締めくくれば、一定の満足感を持つことができるはずだ。
対するベティスはシーズンを通じて安定した戦いを披露。5位ビジャレアルと2ポイント差の6位につける。残り4試合の相手を見ても、十分にヨーロッパリーグ出場権獲得は視野に入れられる状況だ。チームは現在連勝中で、迎えるダービーマッチ。セビージャを下して5位浮上の足がかりとしたい。
ラ・リーガ第35節
▽5月20日（土）
4:00 カディス vs バジャドリード
21:00 ジローナ vs ビジャレアル
23:15 アトレティック vs セルタ
▽5月21日（日）
1:30 ヘタフェ vs エルチェ
1:30 アルメリア vs マジョルカ
4:00 バルセロナ vs レアル・ソシエダ
21:00 ラージョ・バジェカーノ vs エスパニョール
23:15 アトレティコ・マドリード vs オサスナ
▽5月22日（月）
1:30 バレンシア vs レアル・マドリード
4:00 セビージャ vs ベティス
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