ルチアーノ・スパレッティは、2021年5月にナポリ指揮官に就任。1年目を3位で終えると、2年目の今シーズンは、クラブのバンディエラであったロレンツォ・インシーニェやカリドゥ・クリバリら主力を大量放出したにもかかわらず、フヴィチャ・クヴァラツヘリアやキム・ミンジェら新戦力を躍動させ、33年ぶり3度目となる悲願のスクデットをもたらした。
ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、来シーズンのセリエA2連覇達成を視野に、2024年まで契約を結ぶスパレッティの続投を熱望していたが、トスカーナ人指揮官は毎年恒例の夏合宿へ向けた記者会見を欠席するなど、今シーズン限りでの退任の可能性が囁かれた。
そんな中、ナポリ会長は、イタリアメディア『Sky Sport』のインタビューに応じ、スパレッティの去就に関し、指揮官の意向を尊重する考えを示唆した。
「スパレッティは、フオリクラッセ(規格外)だ。フオリクラッセたちは、自らの力を最大限に発揮できる場所を見つけなければならないが、スパレッティは、ここナポリにその場所を見出し、すべてが上手く行った。彼が今後も、さらなる能力を発揮できるよう願っている」
「ナポリにいた方が能力を発揮できるって? それは間違いない。だが、人生において、自由というものは、プライスレスで計り知れないほどの恵みだ。誰かの翼をもぎ取るようなことはしてはならないし、誰も私の翼を切り取るようなことはしてはならない」
「人生においては、絆を大切にするべきだ。私は(カルロ)アンチェロッティや(ワルテル)マッザーリ、(エドアルド)レヤ、(ラファエル)ベニテスとの絆がある。重要なのは、与えてくれた者や受け取ってくれた者に対して感謝の心を持つことだ」
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