昨シーズンからナポリの指揮を執り、2年目の今シーズン、クラブ史上33年ぶり3度目となる悲願のスクデットをもたらしたルチアーノ・スパレッティ。64歳のトスカーナ人指揮官は、来シーズンの去就を巡って注目を浴びているが、日本時間22日のインテル戦終了後のインタビューにおいて、自身の将来はすでに決まっていることを強調したほか、ナポリの選手たちを称えた。
「このチームは、私を必要としているって？ カルチョができるチームであり、何も必要としておらず、誰の手も必要としていない。会長や（スポーツディレクターのクリスティアーノ）ジュントリが若くて優秀で適切な選手を補強して、上手く作り上げた。その選手たちが1つのグループとして一丸となったことで違いを作れたと言える」
「このチームは、ハートとクオリティがあり、協力的で献身的だ。選手たちが持つ自尊心が常に違いを作り出し、どんな相手に対しても立ち向かえると信じることができる。こうした価値観を持っていれば、物事は容易になる。主将の（ジョヴァンニ）ディ・ロレンツォを始めとして、選手たちはプラスアルファの何かを持っており、監督にとって決して失いたくないメンバーだ」
「クラブとの話し合いを待っているのかって？ 私は何かを待っているわけではない。すべてが明確で、すべてが決まっている。あとは言うだけだ。（アウレリオ）デ・ラウレンティス会長と話し合い、公表するのを待つことに決めた」
「どれほど待つことになるかはわからないが、すべてが明確だ。すべては決まっているので、何も作り上げないで欲しい。（報道されたような）交渉も何もない。あの会食は何の問題もなく終わり、会計はデ・ラウレンティス会長が支払った」
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