イタリア杯準決勝でクレモネーゼを退けたフィオレンティーナは、日本時間25日、22年ぶりのタイトル獲得を目指し、スタディオ・オリンピコの決勝で前年度の覇者インテルと対戦。試合開始直後にニコラス・ゴンサレスの先制弾でその夢は近づいたかに見えたが、その後のラウタロ・マルティネスのドッピエッタ(1試合2得点)に屈し、1-2と敗れて22年越しのタイトル獲得の夢は砕けた。
45歳のフィオレンティーナ指揮官ヴィンチェンツォ・イタリアーノは、試合終了後の『Mediaset』のインタビューに応じると、チームのパフォーマンスを分析して選手たちの健闘を称えた。また、6月7日のウェストハムとのUEFAカンファレンスリーグ(UECL)決勝へ向けて気を引き締めた。
「先制点を挙げた後も、序盤は非常に良いスタートを切ったように見えたが、回避できたはずのカウンターからチャンスを与えて1-1とされてしまった。インテルはUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)のファイナリストであり、攻撃陣には、ワールドカップ(W杯)覇者(ラウタロ)もいて、2点目を決められてしまった」
「後半は、インテルを大きな困難に陥れることができたが、それだけでは足りなかったのが本当に残念だ。しかし、ものすごいチームを相手に互角にプレーすることができた。それにここで気を緩めてはならない。もう1つの決勝が待っている」
「このチームは、すぐに切り替えて再出発することに手慣れている。それに奮闘し、気持ちを込めてプレーした時、それは決して負けではない。確かに優勝カップを掲げたのは、インテルかもしれないが、我々も大きな誇りをもって帰宅し、次の決勝の舞台へ準備をするつもりだ。このスピリットがあれば、偉大な試合が演じられるはずだ」
フィオレンティーナの若手指揮官は、“カップ戦の王”シモーネ・インザーギ率いるインテルとの試合を改めて振り返ると、集中力を欠き、2点を献上してしまった前半の10分間に悔しさをにじませた。
「一発勝負において、ミスは最小限にとどめなければ、その代償を払うことになる。同点に追いつかれる前までは、まったくチャンスを与えていなかったが、バラバラになってしまった10分間の隙をインテルに突かれてしまった」
「このレベルになると、細部が違いを作り出す。その細部がインテルに優勝カップをもたらすことになった。無様な姿を見せたわけではなく、良いプレーをしたが、相手にプレゼントしてしまった10分間でタイトルを逃してしまった。残念だ」
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