勝つか引き分けるかで来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場が決定する4位ミランは日本時間29日、10ポイントを剥奪されて7位に後退したユヴェントスと敵地で対戦すると、40分のFWオリヴィエ・ジルーの得点により、1-0と勝利を収めた。
今シーズンはUCLベスト4、リーグ戦では4位以内を確保して来シーズンのUCL出場を決めたミラン。指揮官ステファノ・ピオリは、セリエA覇者として臨んだ1年間のパフォーマンスを総括した。
「UCLでは、インテルに敗れて敗退したことで大きな挫折も味わったが、予想を大きく超える成績を残すことができた。一方、リーグ戦では、本来の実力に満たない結果だったと言える。しかしこのチームが2つの大会で結果を残すことを目指して戦った初めてのシーズンであり、何かが足りなかったと言える」
「5カ月にわたって(マイク)メニャンが不在だったうえ、主力メンバーはワールドカップ(W杯)に出場するなど、いろんな影響があった。だがいまは、この成績と来シーズンのUCL出場に歓喜したい。アリアンツスタジアムで勝利を収めることは決して簡単ではない。この勝利を味わいたい」
「4位以内が確保できないまま、最終節を迎えたくなかった。選手たちには感謝しかない。このチームには、好不調の波もあったが、決して自分たちを信じることをやめず、ネガティブな考えにとらわれることもなかった」
ミランを巡っては、『Sky Sport』などから日本代表MF鎌田大地との契約が間近に迫っていることが報じられている。ピオリは来シーズンのさらなる飛躍に向けて、戦力アップを求めた。
「実戦力を求めるか、若手を求めるかは、到達したい目標や期待値にもよる。だが、リーグ優勝を目指し、今シーズンのようにUCLでもベスト4へたどり着くためには、当然、チームを改善しなければならず、強い選手が求められる」
「若くても強い選手はいるし、私自身、若手選手を指導することには満足している。いずれにせよ両方の大会で競争力を保ちたいのであれば、それにふさわしいレベルのトップチームが必要になる。そのために強い選手が求められるが、若手かベテランかは関係ない」
ハイライト
関連記事
● 【コラム】ミランの宝、生まれ変わったトナーリ…“ピルロの後継者”から現代的MFへの成長 | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。