浦和レッズ 対 鹿島アントラーズ の見どころ
お互いに一歩も譲れない一戦だ。水曜日に行われたサンフレッチェ広島との上位対決を制して4位に浮上した浦和は、リーグ戦では4試合負けなしをキープし、首位の背中も見え始めてきた。
一方の7位の鹿島は、直近2試合は連続ドローと勝ち切れない試合が続いているが、怒涛の巻き返しを見せた5連勝が止まった後も、7試合負けなしを続け、虎視眈々と上位を狙っている。
お互いに好調を維持する中、勝ち点差「3」で迎える直接対決は、前半戦の山場となる。
浦和はAFCチャンピオンズリーグファイナルを制してスタートした5月をACL後初戦のサガン鳥栖戦（0●2）こそ敗れたが、その後はJリーグルヴァンカップも含め、4勝1分けと負けなし。1試合消化試合が少ない現時点で、首位との勝ち点差を「6」まで迫っている。
ただACLファイナルの影響もあって7連戦の5戦目となる今節は、コンディション面の難しさとも向き合わなければいけない。特に鉄壁を誇る最終ラインやボランチは、この連戦をフル稼働している選手も多い。そういった厳しいコンディションの中でも変わらず、硬い守備を見せられるかがポイントだろう。
ただ攻撃陣は、広島戦では途中からピッチに入ったFW興梠慎三やFWブライアン・リンセン、MF大久保智明の3枚替えで試合の流れを変え、土壇場で勝ち点3を手繰り寄せた。特にチームの潤滑油となりながら最前線で違いを生んでいる興梠にとっては古巣戦ということもあり、期待がかかる存在となる。
一方で鹿島は前節、サガン鳥栖戦は2度相手にリードを許す展開から、後半アディショナルタイムにFW鈴木優磨のゴールで追いつき、土壇場で敗戦を回避。欲を言えば、その後に逆転できそうなビックチャンスもあっただけに、勝ち点3を持ち替えられれば理想的だったが、鹿島らしさを感じさせる戦いぶりは健在だ。
ただやはり鹿島としては、先行逃げ切りが理想的なゲーム運びにはなるだろう。特に勝ち点1が続く2試合は、失点が続いている。5試合連続完封での連勝を飾ってきた勢いをもう一度取り戻すためには堅守を取り戻したいところだ。
そういう意味では、安定した守備がベースにある両者の対決は我慢比べの一戦になる。その中で確実に決定機をものにしたチームに勝利の女神が微笑む一戦になるだろう。
J1リーグ第16節 対戦カード
| 日時 | 対戦カード | スタジアム | 配信・放送予定 |
|---|---|---|---|
| 6月3日（土） 14:00 | ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレ | ノエスタ | DAZN |
| 6月3日（土） 15:00 | FC東京 vs 横浜F・マリノス | 味スタ | DAZN |
| 6月3日（土） 15:00 | 湘南ベルマーレ vs アルビレックス新潟 | レモンS | DAZN |
| 6月3日（土） 16:00 | 名古屋グランパス vs セレッソ大阪 | 豊田ス | DAZN |
| 6月3日（土） 18:00 | アビスパ福岡 vs ガンバ大阪 | ベススタ | DAZN |
| 6月3日（土） 18:30 | 横浜FC vs サガン鳥栖 | ニッパツ | DAZN |
| 6月3日（土） 19:00 | 柏レイソル vs 北海道コンサドーレ札幌 | 三協F柏 | DAZN NHK BS1 |
| 6月4日（日） 14:00 | サンフレッチェ広島 vs 京都サンガF.C. | Eスタ | DAZN 広島ホームテレビ |
| 6月4日（日） 17:00 | 浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ | 埼玉 | DAZN |
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