首位の勢いが止まらない。
前節の敗戦により連勝が「3」で止まった町田は、連敗阻止を目指してジェフユナイテッド千葉のアウェイに乗り込んだ。試合は立ち上がりから一進一退の攻防が続く。互いにチャンスを作りながらも、最後のところでは集中した守備を披露。なかなかゴールが生まれないままゲーム終盤へと入っていった。
このままドロー決着かと思われた後半アディショナルタイムについに試合が動く。90+1分、FW荒木駿太のクロスをFWエリキがそらすと、最後は途中出場のFW沼田駿也がファーサイドから押し込み、大きな先制点を奪うことに成功した。これで勢いに乗った町田は、終了間際の90+6分にもカウンターからFW藤尾翔太がダメ押し弾を奪って試合終了。終盤に勝負強さを発揮した町田が勝ち点3を積み上げた。
一方、大分と甲府の上位対決は接戦に。勝ち点1差で迎えた両者の対決は、21分にFW伊佐耕平がネットを揺らして大分が主導権を握っていく。ただ、劣勢だった甲府も31分にFWジェトゥリオの同点弾で試合を振り出しに戻し、1-1のまま前半を折り返した。
後半は拮抗した展開で進む中、勝敗が決着したのは74分だった。CKの混戦から大分のDF安藤智哉がこぼれ球を押し込み、勝ち越し弾を奪取。そのまま相手の反撃を抑えた大分が5試合ぶりに勝利し、自動昇格圏内の2位へと浮上した。敗れた甲府は連勝が「3」でストップした。
そのほか、上位の東京ヴェルディを2-0で破ったベガルタ仙台が7位に浮上。ホームで清水エスパルスに2-1で勝利したモンテディオ山形は4連勝で13位へと順位を上げた。また、ジュビロ磐田は19歳のMF藤原健介とMF上原力也のダブルボランチのゴールでブラウブリッツ秋田を下し、3試合ぶりの白星でプレーオフ圏内の6位となっている。
■J2リーグ第19節 結果
いわき 0-4 熊本
山形 2-1 清水
大宮 1-2 水戸
金沢 1-1 群馬
山口 1-1 長崎
磐田 2-0 秋田
藤枝 1-1 栃木
千葉 0-2 町田
岡山 2-0 徳島
東京V 0-2 仙台
大分 2-1 甲府
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