現在18歳の福井は、サガン鳥栖の下部組織で育つとクラブ史上最年少の16歳7か月でJリーグYBCルヴァンカップに出場。2022年3月には17歳ながらサガン鳥栖のトップチームとプロ契約を結んだ。そして今年の1月からはバイエルン・ミュンヘンに完全移籍。現在はドイツの4部リーグ相当に位置するレギオナルリーガのバイエルン・ミュンヘンIIで日々を過ごしている。
そんな福井を内田氏は「真面目ですね。性格もあるんだろうけど、ポジショニングやサポートの位置も味方にとっていて欲しいところにいる。やることもシンプルで長いボールも蹴れるし、FKも上手い」と称賛しつつ、「もう少し化け物感が出てきてほしい」とさらなる進化を期待した。
内田氏がコーチとして、福井が選手として参加したU-20W杯は、初戦こそ勝利を手にしたものの、第2戦、第3戦と連続で逆転負けを喫し、日本はグループリーグ敗退を余儀なくされた。振り返りを問われた福井は、「後付けになりますけど、もっとやれたなというのはある」とし、自身の思いを口にした。
「その中でも世界との差はところどころで感じた大会でしたし、難しい大会だったなと思います。(どこが難しかった?)コロンビアですね。個で打開する分だったり、一人で解決できてしまう選手が多かったかなと思います。その中でチームとしての組織もしっかりしていて、セネガルよりそこは上回っていたかなと思います」
また、福井は日本人選手は「技術的に高い」としながらも、「やはり技術よりもという部分。海外にいっても下手な選手はいっぱいいるんですけど、強さ、速さ、ゴールに向かう姿勢で評価される選手がいる。上手いよりそっちの方が大切なのかなと感じました」と見解を明かした。
最後に得たものとして「個の部分、フィジカルスピードはまだまだ世界との差を感じた。そこは自分の能力としてつけていかないといけないと感じた」と語った福井。ここからどんな成長を遂げていくのか楽しみにしたい。
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