最終節が終了し、17位スペツィアと降格圏の18位ヴェローナが31ポイントで並んだセリエAの残留争い。今シーズンから導入された新レギュレーションにより、両チームは来シーズンの運命を懸けて日本時間12日、レッジョ・エミリアで行われる残留プレーオフに挑む。
スペツィアは、シーズンを通して一度も降格圏に転落したことがなかったうえ、直接対決の結果でも優位に立っていたが、レギュレーション変更が災いし、一発勝負で残留を勝ち取らなければならない状況に追い込まれた。指揮官のレオナルド・センプリチが大一番を前に警戒を強めた。
「これから1年間で最も重要な一戦へ準備を整えなければならない。一発勝負はこれまでになかっただけに、我々だけでなく、リーグ全体にとっても重要と言えるだろう。最大限の自信とリスペクトを持ち、最高の準備をしていきたい」
「このチームは素晴らしいパフォーマンスを見せ、結果を持ち帰れるはずだと確信している。これまでの歩みを振り返れば、我々はこの一戦に向き合う能力があることを示してきた。毎試合で偉大なパフォーマンスを示してきたうえ、途中出場の選手も常に準備ができている。この90分間で我々にふさわしい結果を持ち帰るために最大限の自信を持っている」
「ヴェローナの方が、熱狂があるって？ 私はそうは思わない。ヴェローナは我々がトリノ戦で負けた時、残留できると思っていたようだが、そうはいかなかった。我々の方が強いのかどうかはわからないが、この90分間は両チームの価値がリセットされることになる。自分たちのクオリティを引き出し、自らの試合を演じられるかどうかは、モチベーションや組織的な面にかかっていると言えるだろう」
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一方のヴェローナは、シーズンの大部分を降格圏で過ごしてきた。昨年12月の指揮官就任から、常に背水の陣で戦ってきた指揮官のマルコ・ザッファローニは、意欲を燃やす。
「良い準備はしてきた。全員がシーズンを上手く締めくくれるよう大きなモチベーションを持っている。相手もそれは同じだろう。だが私は、23試合にわたって『これがラストダンスか』と言われ続けてきた。今回こそ最後の一戦になる」
「緊張感は高まっているが、過度な緊張はネガティブに働くだけに、上手くコントロールしていかなければならない。自分たちの実力を示し、試合をものにするためには、メンタル面で自由でなければならない。プレーオフは一発勝負であり、最終的にPK戦へ進む可能性もある。他の試合とは異なるだけに、正しい方法で試合を演じていかなければならない」
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放送・配信予定
- スペツィア vs ヴェローナ : 残留プレーオフ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年6月12日（月）日本時間3:45
- 会場：マペイ・スタジアム
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