FC東京は14日、アルベル・プッチ・オルトネダ監督が退任することをクラブ公式サイトで発表した。
FC東京のクラブ公式サイトによると、アルベル監督の後任については決定次第発表する模様。後任監督が決まるまでの間は、安間貴義ヘッドコーチが暫定で指揮を執る。また、併せて村松尚登通訳も退任する。
同サイトには、次のようにアルベル監督のコメントが掲載されている。
「人生には出会いと別れはつきものです。それゆえに、今回の別れも私は人生の様々な経験のうちの一つとして冷静にそして自然体で受け止めています。ですから、クラブのこの決断がクラブと選手たちにとって最善なものになることを私は心から祈っています。ファン・サポーターのみなさん、どうか選手たちに引き続き熱い応援とたくさんのエネルギーを与えてください。みなさんの支えがあれば、間違いなく彼らは後半戦で素晴らしい戦いをしてくれることでしょう」
「私とともに戦ってくれたすべての選手たち、私のことをリスペクトしてくれてありがとう。大金会長、川岸社長、そして小原GM、私を信頼してくださり、そしていつも誠実に接してくださり、ありがとうございました。どうか私の過ちをお許しください。テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャーやホペイロ、クラブスタッフ、ランドリー＆クリーニングレディ、食堂や施設のスタッフの方々、ありがとうございました。みなさんは素晴らしいプロフェッショナルであり、素晴らしい人間です」
「感謝の言葉とともに、日本に別れを告げたいと思います。アリガトウ、ニッポン。サヨナラ、ニッポン」
現在55歳のアルベル監督は、スペイン・カタルーニャ州タラゴナ県カンブリス出身。2003年からバルセロナの育成組織『ラ・マシア』でスカウト、コーチ、ディレクターを務め、在任中には日本代表FW久保建英（現レアル・ソシエダ）やスペイン代表FWアンス・ファティらを発掘した。
その後、ガボン代表のテクニカルディレクターやコルドバのアカデミーディレクターなどを担当すると、2018年にはニューヨーク・シティでアシスタントコーチを務めた。2020シーズンからは、明治安田生命J2リーグを戦うアルビレックス新潟の監督に就任。2022シーズンからはFC東京を率いていた。
FC東京では、J1リーグで51試合を指揮して通算19勝11分21敗。JリーグYBCルヴァンカップでは11試合を指揮して通算3勝3分5敗という成績を残している。今シーズン、FC東京はJ1リーグで17試合を消化して5勝4分8敗の12位。ルヴァンカップではグループステージの5試合を消化して2勝1分2敗の2位につけている。
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