昨年6月に幕を切ったUEFAネーションズリーグ（UNL）のリーグAグループ3において、ドイツやイングランド、ハンガリーを退けて準決勝進出を決めたアッズーリ。日本時間16日、グループ2から勝ち上がったスペインとの対戦へ挑む。
そんな中、ユヴェントスに所属するイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチがイタリアメディア『Sky Sport』のインタビューに応じ、前回大会ではスペインに敗れて阻まれた決勝進出へ意気込みを示した。
「優勝は、いつだって悪いものじゃないが、目標は決勝進出だ。スペインには、意欲の高い新監督がいるが、僕らもEURO2020の時のようなクオリティを示せば、優勝できるはずだ。まだ歴史は浅いが重要なトロフィーだ」
「チームの状態は良い。サルデーニャ合宿は、すべてが上手く進んだ。みんなが一致団結し、若手選手たちもチームに融合できた。ただ、UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）決勝で敗れたばかりのインテルの選手も多く、彼らにとっては簡単ではないだろう」
「（イタリア代表の本部）コヴェルチャーノに戻ってきて、インテルの選手たちも合流したが、明らかに少し落ち込んでいるようだった。だが、カルチョはすぐに別のリベンジの機会を与えてくれるものだ」
今夏の移籍市場では、ボヌッチの所属するユヴェントスの補強候補として、ガラタサライのMFニコロ・ザニオーロやサッスオーロのMFダヴィデ・フラッテージらイタリア代表の同僚たちの名前が挙がっている。
「2人はユーヴェの一員にもなれるか？ 僕ではなく、補強担当者に聞くべきだろう。ただ、このような試合を経験することが好材料になることは確かだ。強豪と対戦することで、UCLのような試合の瞬間を理解することができるようになる」
「ただ、チャンスは常に巡ってくるものであり、その時、準備ができている状態にしておかなければならない。ザニオーロとフラッテージはビッグクラブのユニフォームをまとうためのすべてのクオリティを兼ね備えている」
さらにボヌッチは、記者会見に出席すると、ピッチ内外の問題に翻弄されたユヴェントスでの今シーズンを振り返った。
「僕にとっても、ユーヴェにとっても難しい1年だった。代表にいることで気分転換になる。ユーヴェとの契約満了まであと1年だが、プレーすることで、自分がまだ重要な選手であるのかどうか、自分自身に対する答えを出したい」
今シーズンは、フィジカルトラブルにも悩まされ、リーグ戦での出場は16試合にとどまった36歳のボヌッチ。ユーヴェOBのファビオ・カンナヴァーロからは「ボヌッチは引退したのと同然だが、彼自身はそれに気づいていない」などと冗談ながらも厳しい意見が寄せられた。イタリア代表主将は反論する。
「リスペクトするが、ファビオの言ったことには賛同できない。僕はケガと外部の問題の影響を受けただけだ。だが、いまは良くなってきている。スペイン戦で出場するかどうかは、（ロベルト）マンチーニ監督次第だが、チームは、自分たちの実力を示そうという意欲に燃えている」
放送・配信予定
- スペイン vs イタリア : 準決勝
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年9月24日（土）日本時間3:45
- 解説：細江克弥 実況：桑原学
- 会場：デ・フロルーシュ・フェステ
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