開始早々の3分、イタリアが自陣の低い位置でボールを繋いでいたところに前線からプレッシャーを仕掛けたスペイン代表。最後はFWジェレミ・ピノ(ビジャ・レアル)がイタリア代表のキャプテンマークを巻くDFレオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス)からボールを奪い、そのままフィニッシュ。
スペインが幸先良いスタートを切ったが、10分にはハンドで与えたPKをFWチーロ・インモービレ(ラツィオ)に沈められ、お互いに一歩も譲らない激しい攻防を繰り広げる。
同点に追いついたイタリアは、21分にはハイラインのスペイン代表の裏のスペースに抜け出したMFダビデ・フラッテージ(サッスオーロ)がネットを揺らすが、これはVARの結果オフサイドという判定でノーゴールとなり、そのまま1−1で前半を終えた。
後半も最初に決定機を作ったのはスペイン。48分、FWマルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)のクロスにMFミケル・メリノ(ソシエダ)が飛び込んで合わせたが、これはGKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリSG)がビックセーブ。そのこぼれ球を拾ったFWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)が反転しながらシュートするが、これも枠を捉えない。
するとイタリアも反撃。64分、左サイドからMFニコロ・ザニオーロ(ガラタサライ)の鋭いグラウンダーのクロスにフラッテージが飛び込むが、今度はGKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)がビックセーブ。両守護神の活躍もあって緊迫した展開が続いた。
それでも試合終了間際の88分、バルセロナ退団を発表しているDFジョルディ・アルバのクロスが跳ね返されたこぼれ球をMFロドリ(マンチェスター・シティ)がミドルシュート。このシュートがDFに当たって、GK手前にいたFWホセル(エスパニョール)が押し込んでついに均衡を破った。土壇場で勝ち越したスペインが2シーズン連続となるファイナルへ進出を果たした。
この結果を受けて14日に行われた準決勝でオランダ代表を下し、初めてファイナルへの切符を掴んだクロアチア代表との決勝カードが決定。決勝戦は、日本時間19日、3:45にお互いに初制覇をかけて激突する。
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