エラーコード %{errorCode}

セリエA

ディバラのローマ入団からナポリの改革、ヴィオラの復興やモンツァの歴史的勝利まで…セリエA2022-23シーズンを振り返る(1) | セリエA

MARIA PIA BELTRAN
ディバラのローマ入団からナポリの改革、ヴィオラの復興やモンツァの歴史的勝利まで…セリエA2022-23シーズンを振り返る(1) | セリエADAZN
【欧州・海外サッカーニュース】今シーズンのセリエAの約10カ月間にわたる熱戦は、ナポリの33年ぶり3度目となる悲願のスクデット獲得で幕を閉じた。

昨年8月13日のセリエA開幕から今月4日の最終節まで、感動の瞬間をアルファベット順に振り返ってみよう。

A... GOSTO(8月)

FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022を間に挟む関係上、今シーズンは、通年よりも早い開幕となったセリエA。夏の移籍期間は8月31日に終了し、パウロ・ディバラのローマ加入やロメル・ルカクのインテル復帰、ポール・ポグバとアンヘル・ディ・マリアのユヴェントス移籍などのビッグディールが生まれた。

一方、ナポリは、リーダー格の主力を全員放出してトップチームの改革に着手。クリスティアーノ・ジュントリSD(スポーツディレクター)がほぼ無名の若き逸材を中心に補強を行った。

Lookman in Atalanta-SampdoriaGetty

B... ERGAMO(ベルガモ)

ジャン・ピエロ・ガスペリーニが指揮を執るアタランタは、セリエA第5節でアンドレア・ソッティル率いるウディネーゼがローマを撃破したことを受け、単独首位に立った。アデモラ・ルックマンはサンプドリアとの開幕戦から躍動を見せ、19歳でデビューした逸材ラスムス・ホイルンドはモンツァ戦で初ゴールを決めたのを皮切りに、32試合で9得点4アシストをマークした。

アタランタは最終的に5位でフィニッシュし、ベルガモの街は、ヨーロッパの舞台への復帰を祝った。ガスペリーニの続投も決まった。

C... REMONESE(クレモネーゼ)

26年ぶりにセリエAに復帰した昇格組のチームは、好印象を残した。指揮官のマッシミリアーノ・アルヴィーニは美しいカルチョを披露したものの、結果が出ず、後任のダヴィデ・バッラルディーニ指揮下において、ようやく第24節にセリエA初白星をつかんだ。コッパ・イタリアでは、ナポリやローマを撃破して準決勝進出の快挙を成し遂げたが、セリエA残留という偉業を達成することはできなかった。

“C”は、37歳FWダニエル・チョーファニのイニシャルでもある。1月のモンツァ戦において、37歳167日でゴールを決め、ヨーロッパ5大リーグ最年長ゴール記録を更新。今シーズンは合計8ゴールをマークして、クレモネーゼにおいて最優秀選手級の活躍を見せた。

D... YBALA(ディバラ)

2022年7月20日、ローマに加入したディバラは、市内に設けられた特設ステージで1万人の観客から歓迎を受けた。2021-22シーズンにジョゼ・モウリーニョ指揮下でUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグ(UECL)を制し、初代王者の座を手にしたばかりのローマ。21番のディバラは、“神”を求めるローマの街において、完璧に溶け込んだ。

「ディバラのいるローマと、ディバラのいないローマ」の違いを見ることになった。2022-08-30-roma-paulo-dybala(C)Getty images

F... IORENTINA(フィオレンティーナ)

リーグ戦ではスロースタートとなったが、ヨーロッパの舞台では躍進を見せたフィオレンティーナ。セリエAでラツィオやインテルに4失点した一方、UECLでは対戦相手を一掃し、ほとんど失点することなく、大量得点を奪った。

そんなヴィオラは、インテルとのコッパ・イタリア決勝の敗戦、そしてプラハにおけるウェストハムとのUECL決勝におけるさらにつらい敗北と、2つの失望でシーズンを締めくくった。だが、ヴィンチェンツォ・イタリアーノによるヴィオラのルネサンス(復興)は、まだ始まったばかりだ。

Vincenzo ItalianoGetty Images

G... YTKJAER(ギトケアー)

モンツァをセリエA昇格へと導いたクリスティアン・ギトケアーは、ユヴェントス戦で決勝点をマークし、セリエAでの初勝利ももたらした。ジョヴァンニ・ストロッパの解任後、トップチームの指揮官に抜てきされたラッファエーレ・パッラディーノのデビュー戦のことだった。モンツァはユヴェントススタジアムで歴史的勝利を収めた。

一方、敗れたユーヴェはシーズン最悪の暗黒期の最中にあった。マッシミリアーノ・アッレグリのチームは、サンプドリア、ローマ、フィオレンティーナ、サレルニターナと引き分けたうえ、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)においても、パリ・サンジェルマン(PSG)やベンフィカに連敗するなどしてグループステージ敗退。サポーターから反発を受け、重苦しい空気を背負った。

H... ELLAS VERONA(エラス・ヴェローナ)

2021-22シーズンを9位で終えたヴェローナは、開幕前にジョヴァンニ・シメオネやアントニン・バラク、ジャンルカ・カプラーリ、ニコロ・カザーレらを放出。大幅な規模縮小を図った影響もあり、スタートに出遅れ、険しい上り坂のシーズンに挑むことに。

4連敗を喫した後、指揮官のガブリエレ・チョッフィが10月に解任。サルヴァトーレ・ボッケッティが下部組織から昇格して暫定監督を務めたが、ボッケッティはその後、新指揮官に就任したザッファローニのアシスタントへと回った。

常に降格圏から残留圏内のチームを追いかける戦いに終始していたが、最終節を終えて17位のスペツィアとポイントで並ぶと、今シーズンから導入された残留プレーオフへ突入。主将のダヴィデ・ファラオーニが主役となり、シリル・ウンゴニエが決定力を示し、守護神ロレンツォ・モンティポがゴールを死守してスーパーヒーローとなって、来シーズンのセリエA残留を決めた。

文・マリア・ピア・ベルトラン/ダゾーン・イタリア記者&フィールドプロデューサー

関連記事

「最高に親切だった日本のベッカム」伊解説陣が語る元セリエAの日本人選手たち…本田圭佑を伊記者が絶賛、中田英&中村俊、森本らにも持論「一番熱狂した」のは? | セリエA

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。

● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?