UNL準決勝でスペインに敗れたロベルト・マンチーニ率いるイタリアは18日、クロアチアに敗れて3位決定戦へ回ったオランダと対戦。序盤のフェデリコ・ディマルコの先制点を皮切りに、常にリードを保ち、3-2と勝利を収めて前回大会と同じ3位で大会を終えた。
スペイン戦で採用した3バックから従来の4バックへと戻し、メンバーも若手を中心に大幅に入れ替えて好パフォーマンスを見せたイタリア。72分にアッズーリの3点目をマークし、2021年9月のブルガリア戦以来となるゴールを決めた途中出場のフェデリコ・キエーザが『Sky Sport』のインタビューで喜びを語った。
「ゴールやチームのパフォーマンスには、非常に満足している。もっと良い結果がふさわしかったかもしれないが、この試合に臨み、最高の形で終えることができた。代表の未来? 僕らはここ数年、その準備ができていることを示してきたと思う」
「イタリアに才能ある選手たちはいる。あとはその才能を活かしていくだけだ。マンチーニはここ数年、数多くの若手選手たちを果敢に招集してきた。例えば(ニコロ)ザニオーロも、セリエAでデビューする前に代表招集を受けているからね」
続いて先制点を挙げたディマルコもアッズーリの勝利に歓喜したほか、インテルOBのロベルト・カルロス氏から賛辞を受けたことにも言及した。
「僕らは満足している。今日は、ワールドカップ(W杯)でも好成績を収めた偉大な相手との対戦において、このチームに強い若手がたくさんいることを証明できた。僕のキャリアで最高のシーズンだって? 確かに現時点では、最も重要な年になったと言える」
「ロベルト・カルロスには感謝している。史上最強サイドバックの1人からそんな言葉を聞けるなんて素晴らしいことだよ」
マンチーニ体制57人目のデビュー
また、マンチーニ指揮下で57人目となるデビューを飾り、DFフランチェスコ・アチェルビとセンターバックのコンビを組んだトリノの24歳DFアレッサンドロ・ブオンジョルノも、インタビューで試合を振り返った。
「デビューには最高に満足している。僕にとって特別な日々になった。僕の準備はできているつもりだが、フィジカルとメンタルの両面において、毎日、努力していかなければならない。守備は上手く行ったと思っている。僕らの間でのコミュニケーションが大事だ」
MFダヴィデ・フラッテージは、スペイン戦でネットを揺らしたものの、オフサイドによりゴールを取り消されていたが、オランダ戦では20分にイタリアの2点目を挙げ、代表初ゴールをマークした。
「今回も取り消されないか心配だったが、(ハンドではなく)肩で触ったと確信していた。今回は幸運でもあったよ。今日のような試合は、セリエA30試合分の経験に値すると思う。レベルもスピードも違う」
「この一戦からは、多くのことを学ぶことができた。決勝へ進出できず、優勝できなかったのは残念だ。それがイタリアの目標であるべきだからね。それでもUNLを通して、このチームに若手選手がいるということを自覚できた」
ハイライト
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