20日に行われたキリンチャレンジカップ2023で日本代表とペルー代表が対戦し、日本代表が4-1と快勝を収めた。
“第2次森保政権”の日本代表は、6月シリーズで2勝（15日のエルサルバドル代表戦は6-0で勝利）。MF旗手怜央（セルティック／スコットランド）、MF川辺駿（グラスホッパー／スイス）、FW中村敬斗（LASKリンツ／オーストリア）といったフレッシュなメンバーが、しっかりと自身の特徴を出してアピールした。
DAZNのレギュラー番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』#137では、6月シリーズで好結果を残した日本代表に注目。元日本代表GK川島永嗣がゲストとして登場。“盟友”の同番組MC・内田篤人氏と共に、日本代表のプレーぶりに迫った。
エルサルバドル代表戦は、試合開始早々に相手に退場者が出たことで、ほとんどの時間を1人多い状態で過ごすことになった。このようなシチュエーション下のGKについて、川島は「ボールが来ないなかで90分間備えなければいけない」と、難しさがあると回答した。
また、同番組の#136に登場した日本代表GK中村航輔が、FIFAワールドカップ（W杯）ロシア2018終了後の打ち上げで号泣したエピソードについて聞かれた川島は「めちゃめちゃ覚えている。真横にいたからね」とコメント。中村が号泣した理由（尊敬していた川島が当時大きな批判を浴びていたことが悔しかった）について、川島は「何で泣いているのか分からなかった」と笑いを誘いつつ、次のようにGKとしての矜持を語った。
「航輔も言っていたけど、GKが10本中1本のミスを批判されることについて『言わないでくれ』とは思わない。それがGKの人生だから」
「自分自身はGKの楽しさを見ている。10本中9本止めている時のパッションだったりとか、人に与えられる影響だったりとか、感動させられる部分だったりとか。その（ミスの）1本のためだけに9本が失われるのは違うと思う」
昨年に行われたカタールW杯後、代表活動に一区切り付けることを明かしていた川島。カタールW杯については「クロアチアとの試合の後、悔しくてしょうがなくて」と率直な想いを吐露した。
「2010年から人生を懸けて闘ってきて、ベスト16より上に行けない悔しさを抱え続けて2022年まできて、そこでも変えられなかった」
「日本代表という特別な場所に呼んでもらっていて、でも試合に出ていないなかで、区切りを付けないと前に進めないなと。みんなから憧れの対象になる日本代表には相応しいからこそいるべきで、中途半端な状態の自分がいるべきではないと思った」
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