今節、注目したのは井原監督が就任し、新たな変化が見えている柏だ。
守備時のフォーメーションこそ4-4-2だが、攻撃時には3-4-2-1システムに可変することでより攻撃的な形にシフトできる柏は、直近2試合で7得点と攻撃が機能。今回は井原監督に代わり、どんな変化が起こっているかを徹底的に分析した。
林氏は変化が起きている柏について「再現性のある攻撃ができてきた」と指摘。右肩上がりの3バックシステムは、ボランチが巧みに顔を出しながらWBが幅をとることでパスワークに新たな形をもたらし、攻め込んだ際にはボックス内に人数をかけることができていると語った。また、林氏は3-4-2-1のメリットとして4-4-2の相手に「位置的優位を取れる」とも解説している。
佐藤氏も「配置が変わりスムーズにボランチがボールを受けられて、より前方にボールを運べた」と同調し、「攻撃の厚みを感じた」と印象を明かした。
一方で、ポイントになるのは守備だ。攻撃で得点を取れても守備の安定が長いシーズンを勝ち抜いていくために大事だと明かす林氏は、柏が「再現性のある失点もしている」と分析。課題として「ラインコントロール」を挙げ、ボールホルダーがフリーな状態の時にラインがバラバラで背後を取られていることが修正点だと口にした。
失点を減らす解決策としては、ボールルダーに対してファーストDFを決めつつ、ラインコントロールをいかにシビアにやるかが大事だと説明した。
この一戦のキーワードには「可変システム」を挙げた林氏。ボールを保持した時にどれだけ3-4-2-1の時間が作れるかがポイントになるとし、可変システムをうまく機能させるためにビルドアップが重要になっていくと述べた。一方、新潟は可変の時間を作らせないハイプレスが鍵を握るとしている。
最終的なスコアとしては「2-1で柏の勝利」と予想。どういった戦いになるか注目だ。
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