来シーズンに向けて、フランクフルトを退団する鎌田大地の獲得へ乗り出しているミラン。補強担当がジョルジョ・フルラーニCEOおよびチーフスカウトのジェフリー・モンカーダ氏による新体制へ移行した後も、ステファノ・ピオリ指揮下での活躍が期待される日本代表MF獲りの動きは続いているとみられる。
ミランの中盤では、主力であったブライム・ディアスが所有元レアル・マドリードへ復帰、サンドロ・トナーリもプレミアリーグ行きが近づいているが、イタリア紙『Corriere dello sport』は25日、そんなピオリのチームの現状について「ミラン零年」と表現し、特に「トップ下において人材を補強する必要性」があることを指摘した。
こうした中、「ミランは数週間前から予約しているカマダに扉を開こうとしている」。イタリア紙は、今月末でフランクフルトを退団する鎌田について、「年俸300万ユーロ(約4.7億円)の4年契約を結ぶはず」であると指摘。また「不信感は棚上げにするべきだ。カマダは特にヨーロッパの大会において結果を出している」と主張し、日本代表MFが大いに期待できる戦力であるとの見方を示した。
特に、今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)で3ゴールを挙げた点や、UEFAヨーロッパリーグ(UEL)優勝経験がある点に注目。「来シーズン、ミランのヨーロッパの戦いにおけるカマダのインパクトを過小評価してはならない」と主張した。過去にベルギーやドイツで実績を残した「ヨーロッパの血統書付き」の選手である鎌田を巡り、「ミランはチャンスを素早くつかんだ」と述べた。
また、ミランの今夏の補強は、現状で交渉が最終段階にまで進んでいるのが鎌田だけであることから、日本代表MFが補強第1号となるだけでなく、「(補強が)急速に加速しない限り、ピオリ指揮下の新顔はカマダのみでプレシーズンがスタートすることになるかもしれない」との見通しを示した。
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