今夏、バイエルン・ミュンヘンへ移籍するキム・ミンジェの代役獲得に乗り出しているセリエA王者のナポリ。有力候補には、ボルシアMGの日本代表DF板倉滉のほか、ウォルヴァーハンプトンのDFマクシミリアン・キルマンやレアル・ソシエダのDFロビン・ル・ノルマンらの名前が挙がっている。
そんな中、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は10日、「ナポリ、守備陣は東アジアで…イタクラと合意か、彼が新たなキムに」との見出しで報道。ライバルのキルマンやル・ノルマンよりも移籍金が手ごろな板倉との「交渉はすでに最終段階に入っているとみられ、横浜出身の26歳をイタリアに連れてくることができるはずだ」と綴り、ナポリ行きの可能性が高まっていることを伝えた。
また、ナポリがボルシアMGに対し、1200万ユーロ(約19億円)のオファーを提示した一方、ドイツのクラブは1500万ユーロ(約23億円)を要求していると指摘。「解決の時期はそう遠くないように見える」との見解を示した。
一方、『Corriere dello Sport』は10日、ナポリの補強候補は、板倉とキルマンに加えて、シュトゥットガルトのDFコンスタンティノス・マヴロパノスが検討されていると伝えている。ル・ノルマンに代わってギリシャ人DFが順位を上げた背景には、移籍金が2000万ユーロ(約31億円)とナポリにとって妥当な範囲内であることなどが挙げられている。
また、板倉について「キルマンやル・ノルマンより手が届きやすいうえ、主に技術や戦術面での理由から候補に浮上した」と指摘。ナポリは「プロフィールが興味深く、選手のことを気に入っている」と伝えた。
一方で予測不能な事態に備え、「カステル・ヴォルトゥルノ(ナポリの拠点)では、両者の隔たりがわずか300万ユーロ(約4.7億円)とみなしているドイツよりも慎重な姿勢を見せている」と指摘。日本代表MFの獲得に関して「失望しないために用心深さが必要だ」と述べ、代替候補としてマヴロパノスが検討されていることを伝えた。
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