ルカクは昨夏、チェルシーから期限付きでインテルへ1年ぶりに復帰。シーズン前半戦はフィジカルトラブルにより期待に応えることはできなかったが、終盤戦において存在感を示し、シモーネ・インザーギ率いるチームに貢献した。
ベルギー代表FWは、先月末でインテルでのレンタル期間を終え、所有元のチェルシー所属の選手となったが、ミラノのクラブは、ルカクの再々獲得を希望。マンチェスター・ユナイテッドへ移籍するGKアンドレ・オナナの売却資金を元に、3500万ユーロ(約55億円)+ボーナス500万ユーロ(約7.8億円)のオファーを準備していた。
だが、イタリアメディア『Sky Sport』によれば、ユヴェントスがルカク獲りへ参入。12日、ロンドンにおいてインテルと同額となる3750万ユーロ(約59億円)+ボーナス250万ユーロ(約3.9億円)を提示したとみられる。ただ、来月4日までに予定しているドゥシャン・ヴラホヴィッチの売却動向の影響を受けることから、チェルシーは早い時期にインテルへの売却手続きを完了させたい意向のようだ。
すると、これまでインテル復帰を熱望していたはずのルカクが、取引を完結しようとするインテル幹部やチームメートたちの連絡に応答していないことが伝えられている。インテル側は、まるで取引をブロックするかのようなベルギー代表FWの態度を、ユヴェントスのオファーに前向きな姿勢と受け止めて失望し、いらだちを見せているようだ。
イタリアメディアは、「インテルが回れ右をする可能性を否定できない」と綴り、ルカク側が何らかのサインを示さなければ、獲得から撤退し、別のターゲットへとシフトする可能性を指摘した。
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