第27節は上位陣に動きのある週末となった。
勝ち点を伸ばせなかったのは首位の町田と2位の磐田だ。ホームにジェフユナイテッド千葉を迎えた町田は、MFバスケス・バイロンら今夏に獲得した新戦力をさっそく先発起用したが、10分にセットプレーから失点。28分にもPKを決められ、前半のうちに2点のビハインドを背負うことになってしまう。
後半、攻勢を強めたい町田は、選手交代を駆使しながら反撃を開始。72分にはミッチェル・デュークが1点を返すことに成功した。だが、この日はそこからがうまくいかなかった。得点の直後に今季初の3失点目を喫して勝負あり。町田は5月末以来となる8試合ぶりの敗戦を喫し、勝ち点を伸ばせなかった。
8試合負けなしの磐田は、6試合負けなしのザスパクサツ群馬と対戦。前半の立ち上がりから可変システムで攻撃を展開してくる群馬に主導権を握られると、12分にMF佐藤亮の浮き球のパスを受けたFW長倉幹樹が胸トラップから右足を振り抜かれ、長倉の2試合連続弾で先手を奪われてしまった。
そこから少しずつ流れを引き寄せていった磐田は、後半に入り48分、MF金子翔太の巧みなシュートがGKの頭上を越してゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。ただ、その後もセカンドボールを拾い続け、敵陣を襲い続けたが、追加点を奪うことはできず。群馬と勝ち点1を分け合う結果に終わった。
上位チームが勝ち点を取りこぼす中、気を吐いたのは東京Vだ。ベガルタ仙台と相対した一戦では、セレッソ大阪から期限付き移籍で加入したばかりのMF中原輝がいきなり先発でデビュー。その中原は、6分に左サイドを崩したところからMF齋藤功佑のシュートのこぼれ球を押し込んでさっそく新天地での初ゴールを記録するに至った。
これでサポーターへの挨拶が終わった中原は、その後もエンジン全開。一度追いつかれたものの、33分に中原がキッカーを務めたCKからオウンゴールを誘って勝ち越しに成功。44分には中原のラストパスをFW北島祐二が沈めてリードを広げた。また、後半開始直後の48分には中原のクロスをDF加藤蓮が押し込んで4点目。仙台に3点は奪われたが、中原の全得点に絡む活躍で打ち合いを制した東京Vが磐田と勝ち点で並ぶことに成功した。
そのほか、アウェイで栃木SCと対戦した清水エスパルスは先制点を守り切れず、後半に追い付かれてドロー決着。ヴァンフォーレ甲府は敵地で徳島ヴォルティスと対戦すると、MF長谷川元希が2ゴールを決めて勝ち点を伸ばしている。
■J2リーグ第27節 結果
栃木 1-1 清水
町田 1-3 千葉
山形 5-1 長崎
藤枝 1-1 金沢
山口 1-2 秋田
徳島 1-2 甲府
大分 1-2 いわき
水戸 0-0 大宮
仙台 3-4 東京V
群馬 1-1 磐田
熊本 1-2 岡山
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