セリエAでは、EUを離脱したイギリス出身の選手がEU圏外選手として扱われ、1シーズンに最大2人までとされる各クラブのEU圏外枠の補強方針に大きな影響を与えていた。
そんな中、レガ・セリエAは、FIGCに対して規則の変更を要請。FIGCは、イタリアオリンピック委員会(CONI)の承認を得たうえで、26日の連盟会議において、イギリス国籍およびスイス国籍の選手をEU圏内のパスポートを持つ選手と同等に扱うことを決定した。変更は今夏の移籍期間から適用される。
『Corriere della Sera』は、「連盟会議の決定は、まさに本物の改革だ」と報道。すでにEU圏外枠を消費していたミランやラツィオにとって朗報であることを伝えている。
ミランは今夏、EU圏外枠の1人目として、日本代表MF鎌田大地の獲得を検討していたが、強化担当者の交代などの影響により、補強方針を変更。1枠目でイギリス国籍のルーベン・ロフタス=チークを獲得し、2つ目のスロットでビジャレアルのナイジェリア代表サムエル・チュクウェゼ獲得を決めていた。
だが、今回の規定変更により、イギリス人のロフタス=チークはEU選手扱いとなり、1スロットが空くため「ミランはナイジェリア人のチュクウェゼの他にもう1人のEU圏外選手を獲得できることになる」。
イタリア紙は「したがって、ミランはカマダへの道が再び開く可能性がある」と主張。「数週間にわたってスタンバイ状態に置かれた後、ミランのレーダーから消えていた」鎌田との交渉が再開する可能性を指摘した。
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