マンチェスター・シティ（昨季成績：1位 勝点89 ｜ 28勝5分5敗 ｜ 94得点33失点）
昨季3冠を達成し、2023-24シーズンに向かってプレシーズンを送るマンチェスター・シティ。目下アジアツアー中で、日本では横浜F・マリノスに5-3、バイエルン・ミュンヘンに2-1と勝利した。
ここまでの2試合はあくまでもプレシーズンという印象が拭えないが、それでもバイエルン戦の前半は昨季見せたような高い完成度を見せつけた。前線からのマンツーマンプレスはバイエルンであっても逃れることはできず、逆に後方からのビルドアップではエデルソンを中心に幾度もドイツ王者を出し抜いた。
数少ない新戦力であるマテオ・コヴァチッチのコンディションも上々。イルカイ・ギュンドアンの後釜として前任者には出せない特徴を発揮しており、高いキープ力を見せつけている。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で大きく成長することが期待される。
ここまでの2試合ではある程度オープンに撃ち合えるチームが相手だったが、アトレティコは異なることが予想される。深く引いたチームを相手に、この時期でどこまで対応できるか注目だ。
注目選手：リコ・ルイス
昨季、突如としてサイドバックで台頭したリコ・ルイス。豊富な運動量、正確な技術をもってして新たなペップの愛弟子と目されている。一方で、ここまでの2試合では中盤でプレー。しかし、狭い位置で受けてもボールを失わず、前線へのランニングでバイエルン戦でも先制点の起点となるなど、十分な存在感を放っている。サイドバック、中盤のインサイドの両方で控えを務めることが可能で、2023-24シーズンはさらに多くの出場機会を得ることになるかもしれない。
アトレティコ・マドリード（昨季成績：3位 勝点77 ｜ 23勝8分7敗 ｜ 70得点33失点）
韓国でアジアツアーを送るアトレティコ・マドリード。27日にはチームKリーグ（Kリーグ選抜）と対戦した。FWアントワーヌ・グリーズマンやFWアルバロ・モラタ、今夏新加入のDFセサル・アスピリクエタなどがスタメンに名を連ねたが、2-3と敗れている。
とは言え、まだまだプレシーズンは始まったばかり。アスピリクエタやソユンチュといった新戦力も早速好パフォーマンスを見せ、スタメン獲得に意欲を燃やしている。
今後、マンチェスター・シティ戦、レアル・ソシエダ戦、セビージャ戦を行っていくだけに、徐々にコンディションを上げたいところだ。すでに日本で2試合を戦い、連勝しているシティは強敵となりそうだが、欧州王者を苦しめることはできるだろうか。
注目選手：セサル・アスピリクエタ
今夏、チェルシーから加入したアスピリクエタ。Kリーグ選抜との一戦ではいきなり先発出場を果たし、好プレーを見せた。タイトな守備はもちろん、正確なビルドアップの技術でアトレティコに新たな側面を加えており、右ウイングバックとしてレギュラーを獲得することになるかもしれない。
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年7月30日（日）日本時間20:00
- 解説:林陵平 実況:河村太朗
- 会場：ワールドカップ競技場
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