第2次アッレグリ体制下の3年目において、プレシーズンを米国でスタートさせたユヴェントス。28日、ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パークでステファノ・ピオリ率いるミランと対戦すると、2度にわたってリードを奪われたが2-2のドローへ持ち込み、PK戦の末に勝利を収めた。
ツアー初戦を白星で飾ったアッレグリは、チームのパフォーマンスに満足感を示した。クラブ公式サイトが伝えている。
「すでに1試合をこなしているミランを相手に、初戦ながらも良い練習になった。まだ始まったばかりだが、選手たちは良い振る舞いを見せていたように思う。良い結果は、常にチームにとって後押しとなるが、もちろんこれからフィジカルや技術面において、コンディションを上げていかなければならない」
昨年1月のローマ戦で左ひざ前十字じん帯断裂の重傷を負ったフェデリコ・キエーザは、長いリハビリ期間を経て同年11月に復帰を果たしたが、昨シーズンは、かつてのような輝きを取り戻すことができなかった。しかし、アッレグリは今夏の25歳FWの姿から手ごたえを感じている。
「キエーザは、良い感触だ。まるで昨年とは異なる足のようだ。だが、それも当然だ。昨シーズンは、難しい1年だったうえ、移行期間でもあった。特に彼のスピリットや意欲には、非常に満足している。重要なシーズンにしようという意気込みが感じられたよ」
さらにユーヴェ指揮官は、レンタル先のリーズから復帰したウェストン・マッケニーや新戦力のティモシー・ウェアらチームの米国代表選手に見解を示した。
「ウェストンも良い感じで戻ってきた。チームに溶け込んでいるし、彼の取り組みには満足している。ウェアについても、好印象を抱いた。実力のある選手であるうえ、すぐに協力的な姿勢を見せ、賢い選手だ」
ユヴェントスは、米国ツアーで来月3日のレアル・マドリード戦に臨んだ後、日本時間の21日に敵地でウディネーゼとの開幕節を迎える。アッレグリは移籍市場の動向を注視しつつ、新たなシーズンへ意欲を示した。
「開幕時に、全力を尽くし、何か重要なことを成し遂げようとする野心と意欲を持たなければならない。昨シーズンは3位相当の成績だったので、チームの基礎はある。チームに良いスピリットもあるが、まだ始まったばかりだ。我慢強く待ち、移籍期間終了時にどんなチームになっているかを見極めたい。それに熱意と強い意欲を持って取り組みを続けていかなければならない」
放送・配信予定
- ユヴェントス vs レアル・マドリード
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年8月3日（木）日本時間8:30
- 解説：福田正博 実況：河村太朗
- 会場：キャンピング・ワールド・スタジアム
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