セリエA開幕まであと1カ月を切る中、プレシーズンの日本ツアーでアル・ナスルやパリ・サンジェルマン(PSG)との親善試合をこなし、準備を進めているインテル。そんなシモーネ・インザーギのチームの主役の1人と言えば、退団したサミル・ハンダノヴィッチの後継者として主将に就任したラウタロ・マルティネスだろう。
25歳のアルゼンチン代表FWを巡っては、ヨーロッパ中のクラブから熱視線が注がれているが、担当代理人のアレハンドロ・カマノ氏が30日、『FcInter1908』のインタビューにおいて、オファーの事実を認めつつ、選手のインテル残留を強調した。
「非常に動きの激しい夏だ。ラウタロはインテルでゴールを量産し、スクデットを獲得した経験があり、FIFAワールドカップ(W杯)でも優勝した。クラブと代表チームで偉業を成し遂げてきた選手であり、ヨーロッパのビッグクラブや他の市場が無関心であるはずがない。オファーは複数あったが、ラウタロは耳を貸さなかった。所属クラブにオファーを提示してプレッシャーをかけるような選手ではない」
「ラウタロは、インテルで幸せだ。ミラノで幸せに過ごしている。彼が選手として成長してきたミラノで、まもなく2人目の子どもも生まれようとしている。インテルは、彼を主将に指名するという素晴らしいご褒美を与えてくれた。彼はこのことを非常に喜んでいる」
現在、インテルとは2026年6月末までの契約を結ぶラウタロ。カマノ氏は、アルゼンチン代表FWがミラノで最高のパフォーマンスを見せ続けるためにも、クラブからの契約延長オファーが届くことを期待している。
「インテルのプロジェクトは発展を続けているが、ラウタロは当然、重要な役割にふさわしいはずだ。インテルとの関係は素晴らしく、ワールドクラスのトップ選手としてふさわしい見返りを与えられるように一緒に取り組んでいかなければならない。現時点でクラブから連絡はないが、きっと来るはずだ」
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