わずか1年でセリエA復帰を決めた古豪ジェノアは12日、今シーズン初戦となるコッパ・イタリアの1回戦でモデナ(セリエB)と対戦。今夏に欧州で初めての挑戦に挑むアルゼンチン出身のイタリア代表の新星FWマテオ・レテギらの活躍により、4-3でシーソーゲームを制した。
昨年12月からジェノアの指揮を執るアルベルト・ジラルディーノは試合終了後、記者会見の場でチームのパフォーマンスを振り返った。
「試合へのアプローチには満足している。30分に失点した時、距離感をやや失ってしまったが、その後は立て直すことができた。後半は重要なプレーをいくつか見せて得点を挙げることができた。あのような形での3失点は残念だが、素晴らしい試合をすることができたと感じている。良いトレーニングができていたこともあり、今日のようなパフォーマンスは予想していた」
今夏の補強の目玉であるレテギは、先発出場してジェノアで公式戦デビューを果たすと、開始直後にいきなり先制弾を挙げて移籍後初ゴールをマーク。2ゴール&1アシストの活躍を見せた。ジラルディーノは、アイスランド代表FWアルベルト・グズムンドソンとの連携にも手ごたえを感じている。
「2人は非常に良かった。まだシーズンが始まったばかりだが、2人の相性は素晴らしかった。かなりお互いに相手を探しながらプレーしていたし、両者ともに一緒に取り組んで、チームに貢献しようという姿勢が見られた」
(C)Getty images
指揮官として初めてのセリエAへ挑む41歳のジラルディーノ。日本時間20日にフィオレンティーナとの開幕節が控える中、意気込みを示した。
「自分たちの特徴を活かしつつ、試合へ臨めるよう期待している。今日の試合前には、チームスピリットが決定的になることを選手たちに伝えた。これから戦術、テクニック、フィジカル面の細部に取り組んでいくつもりだ」
「だが、チームスピリットこそ、我々の限界を突破させ、クオリティを際立たせて、今シーズンのクオリティの飛躍をもたらしてくれるものであるはずだ。自己犠牲の精神は、試合において必要なものであり、このチームが昨シーズンに示したチームスピリットのDNAは、フィオレンティーナ戦から試合で示していかなければならない」
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