いよいよシーズンがスタートした欧州各国リーグ。開幕戦から欧州を舞台に日本人選手がいきなり躍動している。
スペインのラ・リーガでは、レアル・ソシエダのMF久保建英が2シーズン連続でチームのシーズン初ゴールをマークすれば、フランスのリーグアンでもスタッド・ランスのMF伊東純也がチームのオープニングゴールをマーク。日本人アタッカーが最高のスタートを切っている。
そんな二人の活躍を内田氏は、「彼らの中ではポジション争いというのはあまりないかもしれないけど、スタートから出られているのは良いことだし、その中で得点を取れたというのは滑り出しとしては最高だと思う」とコメントした。
また今季から伊東と同じスタッド・ランスに移籍したMF中村敬斗は60分から左サイドで途中出場し、新天地でのデビュー。限られた時間の中で伊東のロングパスを中村がDFライン背後で受け、絶妙なトラップからゴールに迫るなど、日本人選手同士の呼吸の合った連係から存在感を示した。このパフォーマンスに内田氏は、「あのようなシーンが増えていけば、そのうちゴールもすぐに入りそうな気はするし、伊東君がいるのでチームへの溶け込みというか、余計なストレスはかなり減ると思う」と今後の活躍に期待を寄せた。
また昨シーズンは18試合に出場し、1ゴールに留まったモナコの南野拓実は、開幕戦で先発の座を掴むと、相手の股を通す絶妙なラストパスでいきなりアシストを記録。その後もチームの決勝点に絡む活躍を見せ、上々のスタートを切っている。
そんな南野の活躍を内田氏は、「昨シーズンは少し難しかったと思う。ただ監督が変わって彼の良さが出ると思う。こうやって一つ結果が出れば波に乗れると思うし、技術はしっかりとあるので、周りの選手と活かし、活かされながらできればもっと良くなると思う」と太鼓判を押した。
今季からモナコの指揮官に就任したアディ・ヒュッター監督は、2014-15シーズンにザルツブルクの監督として加入初年度の南野を指導した経験を持ち、今季からモナコで再会。また2018-19シーズンから指揮していたドイツのアイントラハト・フランクフルトでは、MF鎌田大地やMF長谷部誠を指導し、日本人選手が在籍するチームでの指導歴が豊富な指揮官だ。開幕から指揮官の信頼を勝ち取っている南野を「昨シーズンは途中出場が多かった。限られた時間もあるけど、スタメンでコンスタントに使ってもらえると、準備の仕方がテンポ良く作れる。途中出場だと落ち着かない。このまま怪我せずにいって欲しい」と更なる活躍に期待も寄せている。
昨シーズンは、MF三笘薫や久保、伊東らが各国リーグの日本人ゴール記録を更新し、欧州で日本人プレイヤーがその名を轟かせたシーズンとなったが、今季はそれを上回る活躍を見せるシーズンになる期待も高まっている。
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