ジョゼ・モウリーニョ指揮下で3年目を迎えると、スタディオ・オリンピコの開幕戦でサレルニターナと2-2と引き分けたローマ。日本時間27日に行われるセリエA第2節では、ヴェローナと敵地での対戦に挑む。
ポルトガル人指揮官は、前日会見に出席すると、マルコ・バローネ率いるヴェローナに対する警戒を強めた。
「ヴェローナでプレーするのは常に難しい。今年は直近の2シーズンと異なる戦い方をしているようだが、次戦では、新指揮官の要求するプレーをするのか、それともこれまでのようなプレーをするのか、それが疑問だ」
ローマでは、主将のロレンツォ・ペッレグリーニとパウロ・ディバラがチームに復帰した一方、新加入のポルトガル代表MFレナト・サンチェスが負傷し、戦列を離れた。
「レナト・サンチェスは小さな問題があり、起用できないだろう。だが驚くことではない。度重なる負傷を抱えなければ、PSG(パリ・サンジェルマン)でレギュラーだっただろうし、ローマへ来ることもなかったはずだ。彼はリーグ中断後に合流できるはずだと考えている。彼の不在は残念だ。レナトは元気なら、ローマにとって非常に重要になれる選手だ」
昨シーズンは6位で終えてUEFAヨーロッパリーグ(UCL)出場権を獲得したローマ。モウリーニョは、今シーズンの成績を5~8位と予想していることを明かした。
「私の目標は、次戦で勝利を収めることでしかない。インテルやミラン、ナポリとユヴェントスがタイトル争いをするのは明白だ。この4チームが上位4位以内を占めるだろう。また、ラツィオは昨シーズン、UELではバカンスを過ごしたようなものだったが、リーグ戦では偉業を達成した」
「それからアタランタはかなりの投資をして補強し、フィオレンティーナは所属選手に対する4500万ユーロ(約71億円)のオファーを拒否した」
「だがローマは、こうしたことができる状況にない。我々は5~8位あたりだろう。偉業を見せて上位4位以内に入れるとしたら最高だがね。ただ、(ラツィオのように)UELでバカンスをすることで、リーグ戦4位以内に入るということはないだろう」
ルカクについて話せないが…
モウリーニョは続いて、レヴァークーゼンから買い取りオプション付きのレンタルで加入することが決まったイラン代表FWサルダル・アズムンに触れる中で、加入の可能性が囁かれているチェルシーのFWロメル・ルカクに言及した。
Getty
「ティアゴ・ピントSD(スポーツディレクター)からアズムンの話を聞いた時、FWがもう1人やってくると聞いた。クオリティの高い選手が来てくれたらうれしいよ。ただ、ルカクについて話をすることはできない。彼はまだチェルシーの選手だからね」
「SDから聞いた話では、クラブは所属選手とは異なる特徴を持ったFWの獲得へ力を入れているとのことだ。しかし我々は偉大なシーズンを過ごしたばかりの選手を獲得することはできず、あらゆるリスクを冒して適応していく必要がある。みんなはこれを理解するべきだ」
「もはや我々は、これから高いレベルへ戻るはずの潜在力を持った選手と仕事をするエキスパートになった。これがローマの現実だ。大きな期待をせず、静かに見守るべきだろう」
放送・配信予定
- ヴェローナ vs ローマ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年8月27日(日)日本時間3:45
- 会場:スタディオ・マルカントニオ・ベンテゴーディ
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