今節は首位が入れ替わる週末となった。
前節まで首位に立っていた横浜F・マリノスは、敵地で柏レイソルと対戦。試合は立ち上がりから互いに攻め合う白熱した展開となる。試合が動いたのは後半の立ち上がり。52分、高嶺朋樹から右サイドのMF山田雄士へ展開されると、ペナルティエリア内でパスを受けた山田は巧みに左足のシュートでゴールを狙う。これがゴールに吸い込まれ、山田のJ1初得点で柏が先制点を奪った。
この得点を機に、柏は縦に速く鋭い攻撃で数多くのチャンスを作るなど攻勢を強めると、83分には相手のハンドで獲得したPKをマテウス・サヴィオがきっちりと沈めて大きな2点目。このリードを守り切った柏は、2-0で首位撃破に成功し、横浜FCを抜き16位へと順位を上げた。一方、横浜FMは最後まで柏の守備を崩すことができず、前節の横浜FC戦に続き下位を相手に連敗となった。
これで首位返り咲きの可能性が生まれた神戸は、ホームで京都と対戦。勝利を目指して前半から攻勢をかけていった。だが、立ち上がりの6分、右サイドでDFのクリアミスを拾った原大智がカットインから左足を一閃。相手に当たって軌道が変わったボールがゴールに吸い込まれ、京都に先制点が生まれた。
それでも、神戸はすぐさま反撃を開始。17分、左サイドでボールを受けた汰木康也がクロスを供給すると、セカンドボールに反応した川﨑修平がシュート。そのボールがゴールに突き刺さり、試合を振り出しに戻して後半へ。迎えた52分には途中出場のジェアン・パトリッキがスピードで相手DFを置き去りにし、最後は相手GKとの駆け引きを制して逆転弾を奪取した。その後、京都の反撃をシャットアウトした神戸が2-1で勝利。横浜FMを抜いて首位に返り咲いている。
一方、首位追走へ勝利が欲しかった3位の名古屋グランパスは、横浜FCとの試合で前半にこぼれ球を押し込んだ稲垣祥のゴールで先制に成功したものの、試合終盤の86分に追いつかれてドロー決着。勝ち点差を縮めるチャンスを逃した上に3試合勝ち星なしとなっている。
そのほか、川崎フロンターレを相手に3-0で快勝したセレッソ大阪は3連勝で4位に浮上。浦和レッズと鹿島アントラーズが勝ち点1を積み上げるに至った中、敵地でサガン鳥栖に勝利したサンフレッチェ広島、敵地でFC東京を破ったアビスパ福岡が勝ち点3を獲得して上位を追っている。
■J1リーグ第26結果
札幌 4-0 G大阪
新潟 1-1 浦和
名古屋 1-1 横浜FC
柏 2-0 横浜FM
湘南 2-2 鹿島
C大阪 3-0 川崎F
鳥栖 0-2 広島
FC東京 1-2 福岡
神戸 2-1 京都
関連記事
● 【移籍情報】ヴィッセル神戸にハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイが完全移籍加入 ｜ Jリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは？
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは？