今節は上位陣が軒並み勝ち点を落とす週末となった。
首位のFC町田ゼルビアは、敵地で10試合負けなしのザスパクサツ群馬と対戦。90分を通して見応えのある試合を展開したが、最後までなかなか互いの堅守を崩すことができない。群馬はゲーム終盤にCBの畑尾大翔をトップに配置してパワープレーに出たが、アディショナルタイムに迎えた決定機は枠を捉えることができず。最後までスリリングな試合を続けたがドロー決着となった。
ブラウブリッツ秋田と敵地で対戦した2位のジュビロ磐田は、相手の堅固な守備を攻略できずにスコアレスで後半へ。なかなか決定機を決め切れずにいると、60分にFKから失点を許して劣勢を強いられてしまう。それでも、87分にセットプレーの流れから古川陽介のパスを受けた藤川虎太朗がゴールを奪取。土壇場で同点に追いついた。ただ、反撃もそこまで。ラストプレーで磐田にビックチャンスが訪れたが、逆転とはならず勝ち点1を積み上げるに至った。
3位の清水エスパルスも徳島ヴォルティスを相手にドローに終わった中、上位との差を詰めたのは4位の東京ヴェルディだ。ツエーゲン金沢と対戦した東京Vは、立ち上がりから主導権を握っていくと、38分に中原輝のFKがゴール前で藤村慶太の足にあたりオウンゴールを誘う形に。これで先制点を奪うと、さらに前半アディショナルタイムに中原がミドルシュートを沈め、2点のリードを持って後半へと折り返した。
後半に入り金沢はハーフタイムで選手を変えて攻勢を強めていく。それでも、東京Vも選手交代を駆使して金沢の攻撃に対応。70分以降は逆に多くのチャンスを作っていく。すると88分、交代出場の山田剛綺が深く入り込んだところから最後は染野唯月がダメ押しとなる3点目を奪取。そのまま試合を締めた東京Vが勝ち点3を獲得し、自動昇格圏となる2位のジュビロ磐田との差を「2」に縮めている。
その他、いわきFCに2-1で勝利したファジアーノ岡山が3連勝で7位に浮上。ジェフユナイテッド千葉もロアッソ熊本を破り3連勝を飾って上位との差を詰めている。また、最下位に沈む大宮アルディージャはモンテディオ山形を相手にドロー。金沢との差を1つ縮めた。
■J2リーグ第33節 結果
秋田 1-1 磐田
金沢 0-3 東京V
長崎 2-2 大分
いわき 1-2 岡山
清水 0-0 徳島
仙台 0-0 甲府
山形 1-1 大宮
栃木 2-0 藤枝
群馬 0-0 町田
千葉 1-0 熊本
山口 1-2 水戸
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