今夏、サウジアラビアへ移籍したセルゲイ・ミリンコヴィッチ＝サヴィッチの後釜としてラツィオへフリーで加入した鎌田大地。適応に時間を要するとされるマウリツィオ・サッリ指揮下において、セリエA開幕戦でいきなりデビューを果たすと、第3節のナポリとのビッグマッチでは、敵地スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで2-1の決勝点となる移籍後初得点をマークして脚光を浴びた。
同僚のイタリア代表FWチーロ・インモービレや元スペイン代表MFルイス・アルベルトをも驚かす豪快ミドルを決めた鎌田は、地元ローマに拠点を置くイタリア紙『Corriere dello Sport』の注目の的となっている。
ハラキリのリベンジ求めるドイツとの大勝負
イタリア紙は「難しいスタートを切った後、マラドーナでナポリに一撃を加えた」と鎌田の活躍を振り返りつつ、日本時間10日に行われる親善試合ドイツ対日本にも関心を寄せている。「今夜のドイツ対日本では、カマダが先発するはずだ」と紹介。「サッリズムのインサイドハーフ」を務める日本代表MFが、「マラドーナでのゴールからドイツ対日本の大勝負へ」挑むことを伝えた。
また、昨年、森保一監督率いる日本代表がベスト16進出の躍進を見せたFIFAワールドカップ（W杯）カタール2022のグループEの対戦の再戦となることにも言及。「ドイツは日本に逆転負けを喫し、グループステージ敗退という代償を払った。ドイツは2022年11月のカタールにおける1-2のハラキリのリベンジを求めている。大きな意味のある親善試合だ」などと強調した。
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なお、ドイツ対日本については、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』も注目。「ドイツは悪夢の日本と再戦」との見出しをつけ、「ドイツ勢は、カタールW杯でグループステージ敗退へと追い込んだ相手と親善試合で対戦する。（ハンジ）フリック体制で初めてのリベンジマッチとなる」などと綴った。「2022年11月23日のカタールでの対決は、ドイツ代表にとってどん底の1つ」であり、「だからこそ、フリック監督にとって、この一戦が再建の道への重要な1歩となる」とも指摘した。
また、イタリア紙は日本代表にも目を向け、「リーグ戦でイタリア王者を相手にナポリで決勝点を挙げたラツィオの新たなスター、カマダもピッチに立つだろう」と予想。ラツィオで躍動を見せたばかりの日本代表MFを注視している。
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