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UEFA ユーロ2024予選

因縁の相手に勝ちきれなかったイタリア、W杯覇者カンナヴァーロ氏がアッズーリに足りないものを指摘 | EURO2024予選

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因縁の相手に勝ちきれなかったイタリア、W杯覇者カンナヴァーロ氏がアッズーリに足りないものを指摘 | EURO2024予選(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】UEFA EURO2024予選で北マケドニアと引き分けたルチアーノ・スパレッティ監督率いる新生イタリア代表について、ファビオ・カンナヴァーロ氏が見解を示した。

先月、UEFA EURO2024予選が間近に控える中でロベルト・マンチーニ前監督が電撃辞任する騒動へと発展したイタリア。後任には、昨シーズンにナポリをリーグ優勝へと導いたルチアーノ・スパレッティが就任したが、EURO2024予選グループCで実現した因縁の北マケドニアとの再戦で、またしても勝利をつかみ取ることができなかった。

EURO2020覇者でありながら、昨年3月のFIFAワールドカップ(W杯)カタール2022欧州予選プレーオフでは、まさに北マケドニアに敗れ、2大会連続でサッカーの祭典への切符を逃したアッズーリ。スパレッティの初陣において、因縁の相手に敵地で勝利を収めて弾みをつけるはずが、1-1のドローに持ち込まれて再び悪夢を見た。

イタリアのEURO出場への道が険しくなる中、2006年ドイツW杯の覇者であり、バロンドール受賞者のファビオ・カンナヴァーロ氏がイタリア国営放送『Rai』のラジオ番組「Radio anch’io sport」に出演し、北マケドニア戦のアッズーリのパフォーマンスを振り返った。元イタリア代表DFは、現在のチームに足りない点や成績不振の背景を分析した。

「誰がピッチに立つということより、もっとイタリアらしいチームスピリットを取り戻さなければならない。イタリアは常に、負けたくないという気持ちを持ち、相手を欺くことに慣れていたはずだ。しかし北マケドニア戦では、あまりにも簡単に注意力が低下していた」

「イタリアは、数年前から困難な状況にある。かつてのように設備や若手に投資することができていない。原因としていろんなことがあるだろうが、それが数字に表れている。(イタリアがW杯で優勝した)2006年、(マルチェロ)リッピは、セリエAで7割を占めるイタリア人選手の中から代表メンバーを選ぶことができた」

「しかし現在は真逆で7割が外国人選手になり、3割のイタリア人選手の中から選択しなければならない。まさに数の問題と言えるだろう」

イタリア国内では、北マケドニアとの2戦でゴールを死守できなかった守護神のジャンルイジ・ドンナルンマに矛先が向けられている。元イタリア代表主将は、そんな批判に対し、「彼はこの代表の固定レギュラーだ。確かにやや苦しんでいるかもしれないが、彼のおかげでEUROで優勝できたことを忘れてはならない」と苦言を呈し、17歳の時からアッズーリの一員であるGKを擁護した。

放送・配信予定

  • イタリア vs ウクライナ : グループC 第6節
  • 配信:DAZN
  • キックオフ:2023年9月13日(水)日本時間3:45
  • 実況:北川義隆
  • 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)

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