昨シーズン前半にフランクフルトでプレーし、ドイツでもMF鎌田大地の同僚だったルカ・ペッレグリーニ。今夏、半年ぶりにラツィオで再会した日本代表MFについて、『Lazio Style Channel』のインタビューで語った。
セリエA開幕戦でデビューを飾った鎌田は、最初の2試合で印象的な活躍を見せることができなかったが、第3節のナポリ戦において、敵地でセリエA初ゴールとなる決勝点をマークし、評価を覆した。
「ダイチのことは、以前から知っていた。最初の2試合は、やや精彩を欠いていたかもしれないが、本来の彼の姿ではないことはわかっていた。僕自身も別のリーグで異なるメンタリティを経験したことがあるが、彼も同じ状況だったのだろう」
「それに入団から開幕戦まで2週間しかなかったはずなので、完全に新しい環境で圧倒されていたのかもしれない。僕はフランクフルトでプレーしていたので、ダイチが強い選手であることは知っていた」
ナポリでは、鎌田だけでなく、セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの後釜のポジションを狙うフランス人MFマッテオ・ゲンドゥージも躍動した。ペッレグリーニが自身の印象を明かした。
「昨シーズンに対戦した時、ゲンドゥージは印象に残った。ナポリではパーソナリティを示したが、選手の価値は、外部からは見えない練習中の様子や継続性からわかるものだ。もし僕らが練習中に目にしたのが本物のゲンドゥージなら、間違いなくラツィオにとって素晴らしい補強であるはずだ」
サムライかフランス兵か?
ラツィオは16日、敵地でユヴェントスとのビッグマッチに臨むが、イタリア紙『Corriere dello Sport』は15日、「サムライか、それともフランス兵か?」と綴り、鎌田とゲンドゥージのポジション争いに注目している。
「カマダはナポリとの勝負で決勝点を挙げ、3戦目でギアが入り、連続先発を目指す」一方、「ナポリ戦に後半から途中出場してエネルギーをもたらしたゲンドゥージは初先発を狙う」と2人について紹介。現時点で「日本人選手がやや優勢に見える」との見解を示している。
14日の練習では、「(ニコロ)ロヴェッラの両脇で並んでテスト」された鎌田とゲンドゥージ。「サッリが(練習で)選択したポジションを踏まえると、中盤のデュエルは、右インサイドハーフで起用された元フランクフルトMFが小さく1歩リードしている」ようだ。
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