マウリツィオ・サッリ指揮下のラツィオにおいて、ライバルのフランス人MFマッテオ・ゲンドゥージとのポジション争いに注目が集まっていた鎌田大地。代表ウィーク明けのユヴェントスとのビッグマッチにおいても、開幕から4戦連続で先発出場を果たした。
チームは1-3と敗れて今シーズン3敗目を喫したが、日本代表MFは惜しいシュートを放ったほか、64分のルイス・アルベルトの得点シーンで相手選手からボールを奪って初アシストを記録した。
そんな鎌田について、イタリア紙『Corriere della Sera』は及第点の「6」の評価を下し、健闘を称えた。「嵐の中で唯一、カルチョのアイディアを持っている印象を与えた選手だ。加えて、(相手GKヴォイチェフ)シュチェスニーの目覚めさせた数少ない選手の1人だった」と綴った。
『Corriere dello Sport』は、ルイス・アルベルトやGKイヴァン・プロヴェデルとともに、日本代表MFをラツィオのメンバーの中で「最も評価の高かった選手」の1人に挙げた。
ただ、「前半はシュチェスニーに止められた左足シュートを除いてかなりひどいものだった」との指摘もあり、採点は「5.5」にとどまった。それでも「ハーフタイムを終えると調子を上げ、ルイス・アルベルトのゴールにつながるボールを奪取した」と振り返った。
また同紙は、ラツィオ全体について「中盤は脆く、(セルゲイ)ミリンコヴィッチ(サヴィッチ)のようなファンタジーがない」と分析。「カマダは素晴らしい選手だが、かつてのセルゲイのポジションにおいて苦戦している」との見解も示した。
一方、『Gazzetta dello Sport』は、「カマダはなかなか美しいが、もっとインテンシティが必要だった」と述べたほか、ラツィオの敗戦について「サッリの守備は適切な対処ができておらず、守れていなかった」と指摘。「ルイス・アルベルトを5人並べることはできないので、道中で見失ってしまったサッリのメカニズムを取り戻す必要があるだろう。しかしこの崩壊は、ミリンコヴィッチの不在だけで説明できない」と結論付けた。
このほか、イタリアメディア『Sport Mediaset』は、日本代表MFのパフォーマンスを「6」と採点。『Sky Sport』は「6.5」と評価した。
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