前節でミランとのビッグマッチに敗れ、開幕から3戦未勝利で降格圏に沈み、周辺が騒がしくなり始めていたローマ。しかしパウロ・ディバラが先発復帰し、新加入のロメル・ルカクとタッグを組むと、エンポリから7ゴールを奪う7-0の大勝を収めた。
試合開始直後のPKを含むドッピエッタ(1試合2得点)でチームの初勝利に貢献したアルゼンチン代表FWは試合終了後、『ダゾーン』に喜びを語った。
「僕らはメッセージを発信しなければならなかった。何かを変え、全員があと少しの努力をする必要があった。僕らにはそれが上手くできたように思う。ロメルの加入をうれしく思っている。ただ、(サルダル)アズムンや他の新加入選手たちのこともうれしい。きっと全員がチームに貢献してくれるはずだ」
フィジカルトラブルから回復し、昨シーズンと同様にスタディオ・オリンピコで行われた第4節でドッピエッタをマークしたディバラ。公式戦18ゴールを記録した昨シーズンを上回る活躍を目指す。
「僕自身は、最大限の回復に努めてきて、監督とも話をしたが、今日は状態が良いように感じていた。確か昨シーズンも同じようなスタートを切ったように思う。第4節でモンツァを相手にドッピエッタを記録し、今年はエンポリ戦でドッピエッタを達成できた。昨シーズンよりも良い成績を残せるよう願っている」
ディバラは、開始直後のPKを成功させて先制点をマークしたが、今後はルカクの加入により誰がローマのPKキッカーを務めるのかにも注目が集まる。29歳FWは、「ローマにおいて、エゴは存在しない。自信がある選手が蹴る。僕が蹴ることもあれば、他の選手が蹴ることもあるだろう」と語った。
(C)Getty images
モウリーニョが見た7-0の勝利
続いて指揮官のジョゼ・モウリーニョも、7-0の結果に終わった一戦を分析した。
「我々は、ここ数週間、言われてきたほど弱くなかった。全員が良いプレーを見せてくれたように思う。しかし7-0になるような試合ではなかったはずだ。エンポリのことは気の毒に思うが、こうしたことは起こり得る。我々は安心して勝てるようにプレーし、フィジカル面で波がある中で良い試合ができた」
ポルトガル人指揮官は、ローマ移籍後初先発で初ゴールをマークしたルカクに満足感を示した。
「FWはゴールを挙げるためにプレーしているが、ルカクはベテラン選手として、ここへやって来た時から、自身の得点ではなくチームが何よりも重要であることを示してきた。しかし今日、ゴールを挙げることができ、彼にとって完璧な夜になった。ただ、まだ彼との連携で改善していかなければならない点はあり、時間がかかるだろう」
「ルカクはローマで幸せだ。彼は愛され、必要とされていると感じる必要があった。ここへやって来て、チームが彼のような選手を求めていたことをすぐさま感じ取ったはずだ。彼の古巣インテル? 5-1でダービーを制し、素晴らしいFWが何人もいるのだから怒る理由もないだろう」
ハイライト
関連記事
● 【インタビュー】スパレッティが語るトッティとの確執の真相「私は教え子が大好きだが何かを変えようとすれば…」 | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。