23日、各地でJ1、J2、J3の試合が開催された。
6試合が行われたJ1では、ヴィッセル神戸とC大阪の上位対決が行われた。
試合は序盤から拮抗した展開で推移。互いに集中力の高い立ち上がりでなかなかチャンスを作り出せない時間が続いた。それでも徐々に神戸が好機を演出。サイド攻撃からのクロスやカウンターから大迫勇也がミドルシュートを狙うなど、ゴールを目指していった。
一方、C大阪は隙を突いてカウンター攻撃を狙っていくが、神戸の守備が堅くなかなか攻め込めず。高いインテンシティーで敵陣には侵入したが、ゴールを奪うことができないまま後半へと折り返した。
互いにゴールが遠かった中で、均衡が破れたのは59分だ。神戸がチャンスを迎えると、初瀬亮が相手の背後にロングボールを供給。このパスに走り込み相手を振り切った佐々木大樹が冷静にゴールを沈め、首位チームが貴重な先制点を奪って見せた。
この1点を最後まで守り切った神戸は、1-0で優勝争いに食い込んできそうなC大阪を撃破。がっちりと首位を堅持した上で、C大阪との勝点差を『10』に開くことに成功している。
その他の試合では、上位との差を詰めたかった名古屋グランパスがホームで北海道コンサドーレ札幌を相手に1-1のドローで勝ち点3を獲得することができず。サンフレッチェ広島も敵地で京都サンガF.C.に痛恨の敗戦を喫している。
6試合が行われたJ2では、ここ3試合勝利がない首位・FC町田ゼルビアが敵地でV・ファーレン長崎と対戦。上位対決とあって拮抗した展開が予想されたが、終わってみれば町田がミッチェル・デュークのゴールを皮切りに6ゴールを奪う見事な大勝劇を見せた。一方で、敗れた長崎を順位で抜いたのはジェフユナイテッド千葉。ベガルタ仙台を相手に3-1で勝利を収めたチームは、6連勝を達成して5位へと順位を上げた。
また、残留争いではいわきFCとツエーゲン金沢が直接対決を行い、こちらはいわきが1-0で勝利。レノファ山口FCもザスパクサツ群馬を破り、いわきとともに下位を突き放すことに成功している。
5試合が行われたJ3では昇格争いに動き。2位につけていたカターレ富山が敵地でAC長野パルセイロに屈して勝点を獲得できないと、3位の鹿児島ユナイテッドFCが敵地で首位の愛媛FCを2-0で撃破。2位に順位を上げた。またFC今治もヴァンラーレ八戸に勝利して3位へと浮上している。
■9月23日開催 結果
・J1第28節：
新潟 3-1 横浜FC
FC東京 3-2 鳥栖
名古屋 1-1 札幌
柏 1-3 福岡
京都 1-0 広島
神戸 1-0 C大阪
・J2第36節：
秋田 1-1 山形
水戸 0-1 大分
長崎 0-6 町田
いわき 1-0 金沢
千葉 3-1 仙台
山口 1-0 群馬
・J3第28節：
岩手 1-0 宮崎
奈良 0-1 琉球
長野 3-1 富山
愛媛 0-2 鹿児島
今治 2-0 八戸
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