24日、各地でJ1、J2、J3が開催した。
3試合が行われたJ1では、2位の横浜F・マリノスと3位に浮上した鹿島アントラーズの一戦に注目が集まった。
試合は鹿島が立ち上がりにペースを握って、15分にはCKからFW鈴木優磨の2試合連続となる先制点が生まれ、鹿島がリードに成功する。
しかし34分、ショートCKからFWヤン・マテウスのクロスにFWアンデルソン・ロペスが合わせて前半のうちに試合を振り出しに戻すと、後半立ち上がりの50分には、ヤン・マテウスが左足で放ったシュートのこぼれ球をアンデルソン・ロペスが押し込んで、逆転に成功する。
その後は横浜FMが縦に速い攻撃でチャンスを作れば、鹿島も試合終了間際に土居聖真のクロスを鈴木が左足を伸ばして合わせたが、これはポストに嫌われ、横浜FMが4試合ぶりの勝利を飾り、首位を走るヴィッセル神戸との勝ち点差をキープした。
ガンバ大阪の敵地に乗り込んだ浦和レッズは、FW宇佐美貴史に直接FKを沈められ、G大阪に先制を許したものの、FWホセ・カンテのゴールで前半に追いつくが、後半序盤にホセ・カンテが一発退場となって数的不利に立たされた。
しかし68分、MF伊藤敦樹のクロスを途中出場のFW髙橋利樹が頭で合わせて逆転すると、85分には高い位置で相手のビルドアップを奪ったところから最後はFWブライアン・リンセンのゴールでダメ押しとなる3点目を奪い、一人少ない状況での逆転劇を演じた浦和が3位に浮上している。
国立競技場で行われた湘南ベルマーレと川崎フロンターレの一戦は、11分にMF脇坂泰斗のスルーパスに抜け出したFW山田新のゴールで先制し、FWレアンドロ・ダミアンが今季初ゴールとなるPKを沈め、前半のうちに奪った2点のリードを逃げ切って連勝を飾っている。
J2では、前節ようやく自動昇格圏に浮上した清水エスパルスがホームにACLから中3日のヴァンフォーレ甲府を迎えたが、前半は決定機らしい決定機を作れず、後半途中に3バックへシステムを変えたところを機に徐々に攻勢を強めていったが、最終的にはゴールをこじ開けられず、スコアレスドローに終わった。
自動昇格圏再浮上を狙う3位・ジュビロ磐田は、開始早々にDF松原后のゴールで先制したが、前半終盤に追いつかれると、76分にセットプレーを岡山のDF柳育崇に沈められ、逆転負けを喫した。
同じく4位の東京ヴェルディは、17分に鮮やかなパスワークから抜け出したMF森田晃樹のゴールで先制したが、直後に追いつかれると、後半も立ち上がりにFW染野唯月のゴールで勝ち越したが、68分に失点。2度のリードを活かせずに勝ち点1に止まっている。
その他、J2は最下位の大宮アルディージャが徳島ヴォルティスを下して意地を見せれば、ロアッソ熊本は栃木SCから3ゴールを奪う大勝で5月以来の連勝を飾り、17位まで順位を上げている。
5試合が行われたJ3。アスルクラロ沼津の敵地に乗り込んだガイナーレ鳥取は途中出場のMF田村亮介の決勝点で劇的な形でアスルクラロ沼津を下し、Y.S.C.C.横浜も前半に生まれたFW松村航希の得点を逃げ切って連勝を飾った。その他、再び昇格圏と勝ち点で並ぶチャンスだったFC大阪は、ギラヴァンツ北九州と、同勝ち点で並んでいた松本FCとFC岐阜の一戦もスコアレスドローで決着している。
■9月24日開催 結果
・J1第28節：
鹿島 1-2 横浜FM
湘南 0-2 川崎F
G大阪 1-3 浦和
・J2第36節：
清水 0-0 甲府
岡山 2-1 磐田
東京V 2-2 藤枝
徳島 0-1 大宮
熊本 3-0 栃木
・J3第28節：
福島 1-1 相模原
松本 0-0 岐阜
沼津 1-2 鳥取
FC大阪 0-0 北九州
讃岐 0-1 YS横浜
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