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ラツィオの新戦力はサッリの特徴に合う?鎌田大地推しの元伊代表が元スイス代表らと議論!「カウンターで破壊的」伊解説陣は首位インテルも分析! | セリエA

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ラツィオの新戦力はサッリの特徴に合う?鎌田大地推しの元伊代表が元スイス代表らと議論!「カウンターで破壊的」伊解説陣は首位インテルも分析! | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】開幕から5連勝を飾った首位インテルや格下と引き分けたラツィオについて、元インテル指揮官のアンドレア・ストラマッチョーニ氏ら『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。

前節のミラノダービーで5-1の大勝を収めたインテルは、セリエA第5節でエンポリと対戦。シモーネ・インザーギ監督は、一部のメンバーを入れ替えて臨んだが、51分のフェデリコ・ディマルコの美しいミドル弾で1-0と勝利し、5勝目を挙げた。

そんな中、『ダゾーン・イタリア』の解説陣が「Sunday Night Square」の番組内において、インザーギのチームに見解を示した。まずはステファノ・ボルギ記者がエンポリでの一戦を振り返ると、決勝点をマークしたディマルコに賛辞を贈った。

「インテルは、自らの目標に集中している姿勢が感じられた。チャンスはたくさんあったが、今シーズン初めて、なかなかゴールをこじ開けられない試合だった。最初の4試合とは異なる状況が生まれたが、チームの戦い方は変わらず、メンタリティも変わらないままだった。ディマルコは、見事なゴールを決めたね。素晴らしい選手だ!」

2012-13シーズンにインテルを率いたアンドレア・ストラマッチョーニ氏も、ディマルコの決勝弾を絶賛した。

「すぐさまダイレクトで蹴っているが、まるで空中を切るかのように、薄く切り出すようにボールをミートさせることに成功し、ふかすこともなかった。スピードはそれほど速くない。ボールにスピンをかけて切り出し、まるで狙った場所へぴったりとはめ込んだかのようだった」

「(解説者のダリオ)マルコリンは、10人中9人はトラップをしたはずだって? その通りだ。もしかしたら10人中9.5人がそうしたかもしれない」

元インテル指揮官は、インザーギのチームの分析を続けた。

「私はインテルに関して2つの点が印象に残った。1つ目は、シモーネ・インザーギがローテーションを行ったにもかかわらず、チームが落ち着いていたことだ。メンバーを3、4人変えても、支配力や実力が低下する様子は感じられなかった。昨シーズン、特に前半戦は、必ずしもそうはいかなかった」

「そして2つ目は、心理面における効果だ。唯一、追走しているライバルは、ミラノダービーにおいて5-1で下したばかりの相手ミランだけだ。ユヴェントスは敗れ、ナポリは苦戦し、ラツィオやローマも出遅れている。インテルは独走し、自らが強いという自覚がある。しかも背後にいるライバルを、ダービーで圧倒した。これは非常に重要な要素であると考える」

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最悪のスロースタートを切ったラツィオ

一方、ラツィオOBでチェゼーナ時代の長友佑都の同僚でもあるマルコ・パローロ氏らが出演する『Tutti bravi dal divano』では、セリエA5試合を終えてわずか4ポイントと、勝ち点3ポイント制導入以降、2001-02シーズンに並ぶ最悪のスロースタートを切ったラツィオに注目した。

まずはOBのアレッサンドロ・マトリ氏が、モンツァとスタディオ・オリンピコで1-1と引き分けたマウリツィオ・サッリのチームに見解を示した。

「ポジティブとは言えないね。ラツィオはリズムがやや遅く、やや不毛なボール支配をしていて、(チーロ)インモービレのスペースは消えてしまい、選手の特徴を活かせなかった。(マッティア)ザッカーニがファンタジーを見せた場面もあったが、ラツィオは予測不能なプレーができていなかった」

ミランOBのリッカルド・モントリーヴォ氏も、マトリ氏の意見に賛同しつつ、格下との戦い方を模索するべきであると主張した。

「アレが言うように、スペースがあまりなく、ラツィオの攻撃は予測されやすかったように思う。ただ、それは5人のDFとMFで上手く守備固めをしたモンツァの功績でもある。スペースがほとんどなかったとはいえ、このような試合はこれからも何度もあるだろう。代替オプションを見つける必要がある」

ラツィオOBのヴァロン・ベラーミ氏も、昨シーズンに2位の成績を収めたラツィオとの比較を求められると、自身の考えを語った。

「アレやリッキーが言うように、ラツィオは予測しやすかった。サッリのカルチョができる選手、数的有利の状況を作り出せるような選手が必要だが、モンツァ戦ではザッカーニたった1人だった。(グスタフ)イサクセンはまだ適応できておらず、動きが機械的だった。1対1を仕掛けてチャンスを作り出すような選手は見当たらなかった」

2023-09-23-lazio-ciro-immobile(C)Getty images

鎌田のライバルは適応に苦戦?

パローロ氏らは、ラツィオ対モンツァのワースト選手について議論。日本代表MF鎌田大地に代わってスタメンに名を連ね、この試合で先発デビューを飾ったマッテオ・ゲンドゥージと、イサクセンを選出した。元チェゼーナMFが続けた。

「2人だけの責任ではなく、試合のリズムや雰囲気の問題もあったかもしれない。それにラツィオの補強効果がまだあまり感じられていない。(セルゲイ)ミリンコヴィッチ(サヴィッチ)のような選手の穴を埋めるのは簡単ではない」

「新選手たちの適応は長引いているように見える。サッリの戦術に簡単に当てはめられる特徴を持った選手たちではないために、適応に時間がかかる。イサクセンは、あのポジションを主戦場としてプレーすることに慣れているはずで、カットインも特徴とする」

「しかし他のリーグでは、より自由にプレーできていたはずだし、もっとスペースもあったはずだ。だが、ラツィオでは一定のポジショニングを取るように指示され、苦戦しているのだろう。ミリンコヴィッチの穴を埋めるために、カマダとゲンドゥージ、(ニコロ)ロヴェッラを同時起用も考えられるが、難しいかもしれない」

2023-09-02-lazio-kamada-guendouzi(C)Getty images

伊解説陣が鎌田大地を議論

ラツィオの新戦力は、サッリの戦術に適した特徴を持った選手であるかどうかが議論の焦点となると、モントリーヴォ氏はまず、鎌田のライバルであるゲンドゥージに言及。「途中出場でよりスペースがある時の方が効果的だ」と述べ、途中出場での活躍に期待ができる選手であると指摘した。

続いてパローロ氏は「カマダは一番特徴を持っているように見える」と主張。するとユヴェントス戦の実況で鎌田を絶賛するなど、鎌田推しのモントリーヴォ氏が、この意見に首を傾げたベラーミ氏に対し、「カマダはこの序盤戦、よくやっていたじゃないか。違うか?」と問うと、元スイス代表MFが自身の考えを明かした。

「カマダのクオリティをあまり引き出せていないように感じる。後方からの飛び出しを得意とし、攻撃参加することが多い。あまりビルドアップに加わっていないように見えるんだ」

するとミランOBは「だが、私はユヴェントス戦の解説を担当したが、カマダが唯一、常に縦への攻撃を狙っていた選手だった。中盤の逆サイドからボールが出ると、彼は常にボックス内にいた」と鎌田を称賛。パローロ氏も「シュートのタイミングも良い。ユヴェントス戦でも2、3回シュートを放っていたね。エリア内に最適のタイミングで飛び出せるし、枠内に打てる」と賛辞を贈った。

モントリーヴォ氏が「その通りだ」と元チェゼーナMFに賛同する中、ベラーミ氏は、その鎌田の特徴はフランクフルトの戦い方が影響していると主張した。

「フランクフルトは下がって守り、カウンターを仕掛けるチームなんだ。だから彼はカウンターにおいて破壊的になれる。彼はゴールから30、40メートルの距離から、正しいタイミングでエリア内に入ってくることができる。ナポリ戦のラツィオも低い位置で守り、カウンターを仕掛けた。おそらく、これがこのチームの特徴と言えるのかもしれない」

2023-09-16-lazio-daichi-kamada-juventus-rabiot(C)Getty images

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