ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の初戦では、ブラガに2-1と勝利を収めたナポリ。しかし昨シーズンの覇者は、セリエAにおいて苦戦が続く。第3節で日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオに敗れると、前節では昇格組と引き分けた。
続いて日本時間25日、敵地でボローニャとの一戦に臨むと、エースのヴィクター・オシムヘンがPKを外すなどして好機を逃してスコアレスドローに終わり、3戦未勝利で7位へと後退した。ガルシアが試合終了後、『ダゾーン』のインタビューに応じてパフォーマンスを分析した。キム・ミンジェの後釜で、ボローニャ戦で初先発を果たしたブラジル人MFナタンには賛辞を贈った。
「結果は良くなかったが、特に前半の選手たちのパフォーマンスは良かった。ナタンは、クオリティを示し、安定したパフォーマンスだった。彼を先発デビューさせる絶好のタイミングだったと考える。新たな守備陣で無失点に抑えられたことは、好材料と言えるだろう」
「ただ、ボールがゴールポストに阻まれたり、PKを決められなかったりすると、勝利するのが難しくなってしまう。我々は勝利に値したが、これがカルチョというものだ。総合的に見て、チームが真剣に面白い試合を見せることができたことは大切だ。それに戦術も機能していた。しかしゴールと勝利に手が届かなかったことは残念だ」
オシムヘンの不満
試合終盤、ガルシアは、PKを外したオシムヘンに代えてジョヴァンニ・シメオネを投入することを決断。しかしナイジェリア代表FWは、指揮官の采配に不満を示し、シメオネと2トップでのプレーを望んだが、これが認められないと、上着をベンチに投げつけるなどして怒りを態度で示した。
「オシムヘンとはすでに話をした。だが、この話はロッカールーム内にとどまるべきことだ。PK失敗は、偉大な選手でもあり得ることだし、彼がこのチームのPKキッカーだ。それに交代するとき、選手が満足していないのは良いことだ。自身のパフォーマンスに満足していないことだってある」
「オシムヘンは(フヴィチャ)クヴァラツヘリアと同様に、良いプレーを見せた。だが、ベンチにもクオリティの高い選手たちがいる。それならば、90分間、同じ11人でプレーすることはない。試合開始時と試合終了時でメンバーが異なることは、選手たちもわかっているはず。全員の力がなければ、どこにもたどり着けない」
(C)Getty images
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