今回は3つの事象をピックアップ。その中で注目したのが、J1第29節横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸の19分の場面だ。
CKの流れから神戸がチャンスを迎える。こぼれ球を繋いで右サイドから酒井高徳がクロスを送ると、大迫勇也の折り返しを武藤嘉紀がシュートを狙う。シュートはGKにキャッチされるが、この後VARが介入し、主審はオン・フィールド・レビューを行った。リプレイで見ると、武藤がシュートした左足にエドゥアルドの左の足裏が入っているように見える。結局、主審は映像を確認した上でエドゥアルドのファウルにジャッジを変更。神戸にPKを与えた。この場面が妥当であったかを議論した。
最初に意見を求められた林氏は、流れの中ではファウルかどうかは確認できなかったが、VARで確認して見ると「足の裏でボールに行っているのでファウルは妥当かな」と回答。意図的なファウルではないと主張しながらも、足裏で接触しているため「カードが出てもおかしくない」と見解を口にした。
続けて今野も「VARがなければファウルを取るのは難しい」と同調。エドゥアルドが傷つけようという意志があってやったプレーではなく、武藤が蹴りに行って足を蹴った感じもあるとしつつ、「VARで見るとエドゥアルドが足の裏で行っているように見えるのでファウルを取られてもおかしくない」と説明した。カードに関しても「ディフェンスには可哀想だけどカードですね」と思いを明かした。
二人の意見を聞いた上で元国際審判員の家本政明氏は「PKですね」と主張。武藤が蹴ったボールが瞬間的にエドゥアルドに当たった場合はどうなるかという問いについては、「(ジャッジが)変わる可能性はありますが、結局プレーの仕方というか蹴ってくる方向にスパイクの裏を見せに行っている」とし、足の出し方が配慮がないというのが競技規則上、適切な見方になると説明した。
カードについては「イエローカード」であるとし、意図したことではないとはいえ「間違いなく無謀なチャレンジ」によって懲戒罰になると口にした。
その後、短時間で立て続けのファウルをしたエドゥアルドにカードが出ず、一度のファウルで扇原貴宏にカードが出たことについては、林氏と今野ともにエドゥアルドの3度目のファウル時にイエロカードを出すべきだったと主張した。家本氏は2度目のファウル時に主審がエドゥアルドに注意した際に何について注意したかがポイントになると説明。二人と同じく3度目の時にイエローカードで良かったと語り、扇原の場面も含めてレフェリーがどうマネジメントするかが重要だと明かしている。
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