27日に行われたDFBポカール1回戦で、プロイセン・ミュンスター(3部リーグ)とバイエルン・ミュンヘンが対戦。バイエルン・ミュンヘンIIに所属するU-20日本代表MF福井太智がトップチームデビューを果たし、チームも4-0と快勝を収めた。
敵地『プロイセン・シュタディオン』に乗り込んだバイエルンは、前半だけで3ゴールを奪取。前半開始早々にドイツ代表FWセルジュ・ニャブリを負傷で欠くアクシデントに見舞われたものの、スコア上ではホームチームを圧倒した(ニャブリは相手GKと交錯して11分に交代、試合後に左前腕骨折が判明)。
すると、63分にはこの日ベンチ入りしていた福井に出場機会が訪れる。福井はドイツ代表MFヨシュア・キミッヒとの交代でピッチに立ち、トップチームデビューを飾った。
現在19歳で、普段はバイエルンII(4部リーグ)でプレーしている福井は、中盤の底でプレー。いくつかのミスは発生したものの、積極的にボールを受けるシーンも目立った。
27日、ドイツ紙『アーベント・ツァイトゥング』はプロイセンvsバイエルンをプレビュー。「得点差とチーム事情が考慮された形だが、19歳MFはデビューを飾った」と伝えた。また、バイエルン専門メディア『フットボールワークス』は次のように福井のプレーを評価している。
「プレッシングに行きすぎることもあったが、メトロノームのようなキミッヒの役割をすぐさま引き受けた。この若者の落ち着きと能力は年齢以上のものがあり、今日もチームの中盤に溶け込んでそれを証明してみせた。多数のスター選手を擁するチームでプレーするには特別なキャラクターが必要だが、タイチにはそのキャラクターが備わっているように見える」
キャリアにおける大きな一歩を踏み出した福井。さらなる活躍を見せ、トップチーム定着を狙う。
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