今シーズンは、王者ナポリとの敵地でのビッグマッチを制したものの、ここまで2勝1分3敗の成績で12位と大きく出遅れているラツィオ。前節のトリノ戦でセリエA3試合ぶりの勝利と今シーズン初のクリーンシートを記録し、日本時間1日のミランとのビッグマッチへ挑む。
日本代表MF鎌田大地は、開幕から公式戦5試合連続先発を果たしたが、直近の2試合を欠場。今夏、移籍の噂が流れたミランとの一戦がまもなくに迫る中、現地ではさまざまな見解が飛び交っている。
イタリア紙『Il Messaggero』は、「ミラン戦へ予想されるサッリの選択」としてラツィオのスタメンを予想している。29日午前の練習の様子を踏まえ、中盤は「いつも通りに確かなルイス・アルベルト」がピッチに立つと予測。「だが今回は、カマダおよび(ダニーロ)カタルディと再びプレーするはずだ」と、日本代表MFが3戦ぶりにスタメン復帰を果たす見通しを示した。
イタリアメディア『Sky sport』や『SportMediaset』も右インサイドハーフでの鎌田の先発を予想する一方、アンカーには、カタルディではなく、マティアス・ベシーノを据えている。
『Corriere dello Sport』は、「(マウリツィオ)サッリはレジスタとしてカタルディ、ベシーノ、(ニコロ)ロヴェッラを起用してきた。トリノ戦で先発デビューした後者は、先発にふさわしい」とする一方、「だが90分間プレーした。カタルディとの競争になる」と指摘した。このためレジスタでの先発候補から外れた「ベシーノがインサイドハーフで再び出場することが想像できる」と続けた。
また「ルイス・アルベルトについては、代えの利かない選手」だが、「常に出場している」ため、「カマダと(マッテオ)ゲンドゥージが代替オプションとなる」可能性に触れた。
『Gazzetta dello Sport』は、「(マウリツィオ)サッリはトリノを倒したメンバーを再度、起用する意向だ」とし、右IHにベシーノ、アンカーにロヴェッラを予想した。また「試合は中盤のIHで決着がつく印象だ」とし、ルーベン・ロフタス=チーク対ルイス・アルベルト、ベシーノ対タイアニ・ラインデルスの勝負になるとの見通しを示した。
右IHでのベシーノの先発が有力であること示唆する一方で、「ベシーノがそこ(右IH)でプレーするとは限らない」とも指摘。「サッリは彼をロヴェッラの位置で起用し、その脇にカマダを並べるかもしれない」との見解も示した。
さらに同紙は、序盤戦に苦しむラツィオと、ミラノダービーでの1-5の「敗戦のトラウマからリハビリ中」のミランにとって、次戦は「回復期同士の対戦」になるとしている。
放送・配信予定
- ミラン vs ラツィオ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年10月1日(日)日本時間1:00
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:サンシーロ
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