2018年FIFAワールドカップ(W杯)覇者パヴァールは今夏、バイエルン・ミュンヘンからインテルへ加入。シモーネ・インザーギ指揮下において、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)のレアル・ソシエダ戦でデビューを飾ると、セリエA第5節のエンポリ戦でもフル出場を果たした。
新天地インテルで新たなタイトルの獲得を目指す27歳のフランス代表DFが『ダゾーン・イタリア』の特番「1 vs 1」に出演し、語ってくれた。
「セリエAは、長らく前から見ていたよ。イタリアでプレーしている友人がたくさんいるが、戦術が強いリーグだと思う。ここで学べることは多いと感じているよ。インテルというビッグクラブの一員となることができて光栄に思う」
「僕はタイトル獲得を目指してプレーしている。僕はそのためにプレーしているんだ。キャリアを終えた時、自分の獲得してきたタイトルを見て、誇りに思えるようでありたい。これからも数多くのタイトルを手にできるよう願っている。僕はトロフィー獲得に関してどん欲なんだ」
「もちろんインテルでも優勝したい。シーズン終了後にスクデットを祝い、ユニフォームに2つ目のステッラ(優勝10回ごとに与えられる星)をつけたいと思っている」
パヴァールは、今夏のインテル移籍を振り返り、インザーギのチームに加わることを決断した背景を明かした。
「ドイツには7年間いて、新たな挑戦の時がやって来たと感じていた。そこへインテルが現れた。偉大な歴史のあるクラブで、(ハビエル)サネッティのような真のレジェンドがいる。僕にとって、新たな挑戦であり、決断だった。インテルは僕と同じように、可能な限り多くのトロフィーを獲得するという野心を抱いていた。だから僕はいま、ここにいるんだ。シーズン終了後、素晴らしいサポーターたちとみんなで一緒に祝えることを願っている」
「僕の好きなポジションは3バックのセンターバックなんだ。右サイドバックはできるが、センターバックの方がやりやすい。だから僕は、自分の好きなポジションでプレーするために、インテルにやって来たんだ。自分の経験を活かしてチームに貢献していきたい」
(C)Getty images
天才ではないが努力を続けてきた
子どもの頃は、セルヒオ・ラモスに憧れていたパヴァール。「彼のプレースタイルや闘志が好きなんだ。僕にとって模範の選手だよ」と語ったほか、リオネル・メッシのような才能を持たない自身が、サッカー界で成功をつかみ取ったカギを明かした。
「メンタル面は、高いレベルでプレーする選手にとって重要な要素だ。僕はメッシのようなフットボールの天才ではない。だが、常に努力を続けてきた。現在、僕が手にしたものは、誰かからプレゼントされたものではなく、自分の努力で勝ち取ったものなんだ」
「困難の時も、決して打ちのめされたり、あきらめたりしたことはなかった。これは父に感謝しなければならない。父はいつでも偉大なメンタル力を持っていて、それを僕に伝えてくれたんだ。良い時も困難の時も、適切なメンタルを保つことが、偉大なサッカーキャリアを築くカギだと思う」
また、フランス代表DFは、プロサッカー選手になるため払った最大の犠牲を問われると、自身の考えを語った。
「それは犠牲じゃない。高いレベルでフットボールをすることができ、スタジアムにやってくる観客へ喜びを与えられるという特権なんだ。確かに、誕生日やクリスマス、新年を家族と一緒に祝えないことがあるかもしれない。しかし世界で最も素晴らしい仕事をしているのだから、文句などない」
放送・配信予定
- サレルニターナ vs インテル
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年10月1日(日)日本時間3:45
- 実況:八塚浩
- 会場:スタディオ・アレーキ
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