セリエA開幕から5勝1敗の成績を収め、首位インテルと15ポイントで並ぶミランは、セリエA第7節において、日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオをホームに迎える。ミランの指揮官ステファノ・ピオリが記者会見の場において、マウリツィオ・サッリのチームとのビッグマッチへ意欲を示した。
「チームの調子は良い。リーグ戦やUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)で良いパフォーマンスを見せ、継続性を示したい。これまで、良い時もあれば、悪い時もあった。チームは完璧ではないが、ミラノダービーの敗戦(1-5)が我々の歩みの終着点を意味するわけでない」
「この時期に首位に並んでも、意味はまったくない。良いパフォーマンスを見せようとする意欲のみが大切だ。簡単な試合は存在しない一方、不可能な試合も存在しない」
昨シーズンにミランを上回る2位の成績を収めたラツィオ。だが、今シーズンは、主軸のセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチが退団した影響もあり、苦戦が続く。それでもピオリは警戒を緩めない。
「ラツィオの選手たちは何年も一緒にプレーしているうえ、最高の指揮官がいる。素晴らしいスピードとクオリティのあるプレースタイルが見て取れる。現在の状態はさておき、強いチームだ。ラツィオはアグレッシブに向かってくるだろう」
「ただ、マンマークではなく、スペースを上手く消してくるはずだ。ラツィオもボール保持を好むチームであり、我々は上手くパス回しをし、相手のプレッシャーを回避しなければならない。注意深く向き合わなければならない。上位争いの直接対決と言うには、まだ早い。しかし非常に重要な試合だ。ここで結果とパフォーマンスに継続性を示すことが大切だ」
(C)Getty images
前節のカリアリ戦(ミランが3-1で勝利)では、昨年10月以来となる先発出場を果たしたヤシーヌ・アドリがアンカーの位置で好パフォーマンスを見せて反響を呼んだ。
「ほとんど出場できず、素晴らしい忍耐とメンタル力を持っていた。インサイドハーフには、異なる特徴の選手を求めていたため、彼に残るポジションは、最終ラインの手前のアンカーだと伝えた。新たなポジションを理解するために時間がかかり、まだ完璧とは言えないが、彼の姿勢があれば、素晴らしい仕事ができるはずだ」
今季のスクデット争いの行方は?
ミランは現在、首位インテルと同ポイントで並ぶが、ダービーでの大敗の印象もあり、現時点でインテルとの実力差はより大きく感じられる。ピオリが今シーズンのスクデット争いに見解を示した。
「どのチームが最強かは、来年5月末に明らかとなるだろう。4チームがスクデット争いを繰り広げることになるはずだが、ユヴェントスが有利だ。カップ戦に出場しないため、獲得ポイント数が増えるはずだからね」
放送・配信予定
- ミラン vs ラツィオ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年10月1日(日)日本時間1:00
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:サンシーロ
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