1日、各地でJ1、J2、J3が行われた。
J1で唯一、日曜日開催となったFC東京とガンバ大阪の一戦は、37分に右サイドからDF長友佑都のクサビをFWディエゴ・オリヴェイラがスルーし、FW仲川輝人にボールが渡ると、そこに絡んだMF原川力のゴールが生まれ、FC東京が鮮やかな崩しからリードすると、その6分後には、FWアダイウトンの浮き球をディエゴ・オリヴェイラが前へ出たGKの手前で触って、無人のゴールに流し込み、前半を2点リードで折り返す。
後半も縦に鋭い攻撃でチャンスを作っていくFC東京が、78分には左サイドを相手に囲まれた状況を強引にドリブルで突破し、最後は冷静に枠に沈めたFW俵積田晃太の2試合連続ゴールでダメ押し。3ゴールで奪ったFC東京がG大阪に完勝し、連勝を飾っている。
7試合が行われたJ2では、上位勢の明暗が分かれた。いわきFCをホームに迎えたFC町田ゼルビアは、30分にMF山下優人に鮮やかなFKを沈められ、リードを許すと、41分にはFW谷村海那の強烈なミドルシュートが決まり、後半立ち上がりにも失点を許して3点差という劣勢を強いられる。
だが、51分にCKからDFチャン・ミンギュのゴールで1点を返すと、85分にはFWミッチェル・デュークがゴールを決めて1点差にまで迫ったが、3試合ぶりの黒星に終わった。
一方でジュビロ磐田は、ホームでV・ファーレン長崎との”上位対決”に臨んだが、前半から試合を優位に進めて34分にはMF山田大記の技ありシュートが決まってリードすると、最後まで守備でのハードワークを絶やさず、3試合ぶりの勝利を飾り、前日敗れていた清水エスパルスを抜いて2位に再浮上している。
4位の東京ヴェルディは、アウェイでザスパクサツ群馬との一戦に臨んだが、最後までゴールは生まれず、スコアレスドローで決着。3試合連続ドローに終わり、自動昇格圏まで勝ち点「3」差となっている。
その他、ジェフユナイテッド千葉がFW呉屋大翔が2ゴールの活躍などもあって大量5得点を奪い、ファジアーノ岡山とのPO圏争いを制し、7連勝で上位との差を詰めれば、レノファ山口FCとツエーゲン金沢の下位直接対決は、山口に軍配が上がり、降格圏との差を「9」に広げ、残留に向けて大きな勝ち点3を手にしている。
同じく7試合が行われたJ3でも上位勢の明暗が分かれている。鹿児島ユナイテッドFCがFW米澤令衣の2試合連続2ゴールの活躍で6試合負けなしで2位を死守。カターレ富山は、一時逆転を許したものの、MFアルトゥール・シルバのハットトリックの活躍で首位・愛媛を下し、3位へ浮上した。一方でFC今治とアスルクラロ沼津、FC岐阜はそれぞれ敗れ、FC大阪はドローで終えている。
■10月1日開催 結果
・J1第29節：
FC東京 3-0 G大阪
・J2第37節：
山形 0-1 徳島
栃木 1-2 秋田
町田 2-3 いわき
磐田 1-0 長崎
岡山 0-5 千葉
山口 3-2 金沢
群馬 0-0 東京V
・J3第29節：
富山 3-2 愛媛
鳥取 2-1 今治
沼津 1-2 岩手
岐阜 0-1 福島
讃岐 1-1 FC大阪
宮崎 0-1 奈良
鹿児島 3-0 YS横浜
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