セリエA7試合を終えて、勝ち点「7」で16位と大きく出遅れているラツィオ。8日、ホームのスタディオ・オリンピコで難敵アタランタとの対戦に臨むと、序盤に2点のリードを奪うことに成功し、一度は同点に追いつかれたが、83分にマティアス・ベシーノの華麗な決勝点で3-2と勝利を収めた。
指揮官のマウリツィオ・サッリが試合終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで語った。
「今シーズンは、(マティアス)ベシーノが得点を挙げて、問題を解決してくれている。チャンピオンズリーグ(UCL)で偉大な試合を見せたので、彼には一定時間だけプレーさせることにした。しかし今日は、途中出場の選手たち全員が中身のあるプレーを見せてくれた」
「最初の25分間のパフォーマンスは、極めてレベルの高いものだった。最終ラインからの組み立ては、素晴らしいレベルだったように思う。ただ、残念だったのは、前半の30分間を終えた段階で、もっと点が入っていてもよかったということだ。それから後半に交代枠を使った後、再びチームは活気づき、ラスト20分間、良いパフォーマンスを見せることができた」
またラツィオ指揮官は、11分にチームの2点目を挙げ、セリエA初ゴールをマークした新戦力の25歳FWタティ・カステジャーノスや、守備陣に見解を示した。
「タティは良い試合を見せてくれた。調子を上げているが、これからさらによくなるだろう。彼には気迫とクオリティがあるので、大きく成長できるはずだ。アタランタの実力を踏まえると、守備陣は大きく苦しまなかったように思う」
「空中戦にはやや苦しめられたかもしれないが、開幕直後の試合と比較し、相手にチャンスを与えることが少なくなったように思う。今日の試合を経て、守備がより安定することを願っている。終盤、選手たちがベンチからチームを鼓舞していたって? このチームは、人間性において最高レベルの価値を持っている」
Getty
鎌田大地がスタメンから外れたワケ
なお、日本代表MF鎌田大地は、ラツィオが同点に追いつかれた直後の64分にマテオ・ゲンドゥージに代わって途中出場。74分にヘディングシュートを見せたほか、76分にはエリア内に侵入しで倒されたかのように見えるシーンもあった。そんな鎌田について、サッリは記者会見の席で言及。後半の30分間のみの起用となった理由を明かすとともに、チェルシー時代に指導した元フランス代表MFエンゴロ・カンテと比較して驚きを示した。
「新選手たちはチームに適応しつつある。カマダは、今日も試合に上手く入り、途中出場から良いパフォーマンスだった。今日、長い時間プレーさせなかったのは、直近の試合(UEFAヨーロッパリーグのセルティック戦)におけるフィジカルパフォーマンスのスコアがものすごいレベルだったからだ」
「私は長年、指導してきたが、これほどのスコアを残していたのは、カンテだけだ。したがって今日は、一定時間に限って起用することを決めていた」
関連記事
● 「最高に親切だった日本のベッカム」伊解説陣が語る元セリエAの日本人選手たち…本田圭佑を伊記者が絶賛、中田英&中村俊、森本らにも持論「一番熱狂した」のは? | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。