昨シーズンは、ルチアーノ・スパレッティ指揮下で33年ぶり3度目となる悲願のスクデットを獲得したナポリ。しかしフランス人指揮官ルディ・ガルシアの下で再出発した今シーズンは、セリエA第8節を終えて4勝2分2敗の成績で5位と出遅れた。
ガルシアの今後の去就が不透明となる中、後任として、アントニオ・コンテ氏が有力であると報じられた。しかし元トッテナム指揮官は、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』がトレントで主催したイベントにおいて、アンドレア・ディ・カーロ副編集長と対談した際、「優勝争い中の勝者のチーム」の指揮を執ることに関心を示しつつ、現在は現場復帰の意思がないことを明かした。
「トッテナムの後は、私自身や家族との時間を持つと、自分自身に約束をした。私は、今の時間を勉強のために費やし、卓越したレベルの指揮官としてより準備を整えて戻ってくるつもりだ。その時は、みんな覚悟しておくべきだろう。(去就に関する)うわさ話を目にしたが、信じて欲しい。私はまだ、自分の時間を必要としている」
さらにイタリア人指揮官は、“勝者のメンタリティ”や“監督”について持論を展開した。
「『勝者のメンタリティとは何か?』と問われた時、私はこのように答えている。『勝つこと。それがすべてだ』とね。勝利とは、スタッフやクラブで働いている人たち全員が一緒になってつかむものだ。そして勝者のクラブとは、その歴史からわかるものだ。時には、埃をはたき落とすことから始める必要もあるが、偉業を達成するのは素晴らしいものだよ」
「監督とは、テーラーのようなものだ。手元にある布を使って、できる限り最高の服を仕立てなければならない。例えば、私はバーリを率いていた時、最善と思えた4-2-4のシステムでプレーし、リーグを2回制覇した。それから(ユヴェントスで)3バックへ移行した時は、(ジョルジョ)キエッリーニ、(アンドレア)バルザーリ、(レオナルド)ボヌッチの3人がいたからだ」
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