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明治安田J2リーグ

【プレビュー】町田が勝てば、J1昇格が決定の一戦。ロアッソ熊本対町田ゼルビアの見どころ | 日程・放送・配信予定 | Jリーグ

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【プレビュー】町田が勝てば、J1昇格が決定の一戦。ロアッソ熊本対町田ゼルビアの見どころ | 日程・放送・配信予定 | JリーグDAZN
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J2リーグは10月20日から22日にかけて第39節が開催22日、えがお健康スタジアムではロアッソ熊本と町田ゼルビアが対戦する。
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ロアッソ熊本 対 町田ゼルビア の見どころ

えがお健康スタジアムでロアッソ熊本と町田ゼルビアが対戦する。首位に立つ町田が、ここで勝利すれば、クラブ史上初のJ1昇格が決定する一戦となる。ただ、熊本にとってもJ2残留のために勝点3が必要なのは同じ。簡単に勝利は譲れない戦いとなる。

ホームの熊本は3週間ぶりのリーグ戦での戦いとなる。先週1週間の中断期間に加え、2週間前にはJ1勢を続々と倒して勝ち上がっていた天皇杯の準決勝で柏レイソルと対戦した。しかし、相手の本拠地で戦ったゲームは強度や運動量で下回ってしまい、前後半の立ち上がりと終了間際に失点を重ね、0-4で敗戦。惜しくも決勝進出を逃した。

公式戦の間隔としては、その週にJ2のゲームを戦っていたその他のチームと同じであるが、J2のクラブと戦うのは、今月に入ってはじめてのこと。そのゲームで相手にするのが、J1昇格に王手をかけている町田となれば、難しい戦いを強いられることが予想される。立ち上がりから受けに回ることなく、アグレッシブに戦いたい。

今節を終えれば残り3試合となるが、降格圏とは7ポイント差でまだ安全圏とは言えず、この後の相手には清水エスパルス、ヴァンフォーレ甲府といった昇格争いを繰り広げるチームが続き、最終節はレノファ山口との直接対決が控える。今節で勝点を積み上げられるかどうか、熊本にとっても大きな意味を持つゲームとなる。

アウェイの町田は、ようやくクラブ史上初の悲願まであと1歩と迫っている。第4節で首位に立って以降、1回だけその座を明け渡すも第10節で返り咲いてからは順位表の一番を走り続けて来た。黒田剛監督就任1年目のシーズンにして快挙を成し遂げようとしている。

運命の一戦を前にしても貫く姿勢は変わらない。前線からの積極的な守備から、ボールを奪えばシンプルな攻撃を展開。セットプレーを含めた分厚いアタックでゴールをこじ開けていく。

18ゴールを挙げている絶対的エースのエリキが負傷離脱した9月以降は、やや勝点のペースが落ち、取りこぼすゲームも見られたが、それでもチームとしての強さは揺るがずに宇野禅斗や鈴木準弥といってニューカマーも活躍。前半戦に積み上げた貯金を生かしながら、着実にポイントを積み上げて来た。

勝てば文句なしでJ1昇格が決まる一戦。黒田ゼルビアの集大成を見せるときがやってきた。

他会場のカード

10月20日(金)

19:00 ヴァンフォーレ甲府 vs V・ファーレン長崎(J2)

翌週にACLのアウェイゲームを控える7位の甲府は、一足先に金曜日開催。昇格プレーオフ進出へ向けた大一番となる長崎戦に臨む。公式戦8戦負けなしと好調をキープする中、FWクリスティアーノが今節は契約上出場不可。3得点の前節に引き続き、攻撃陣が層の厚さを示したい。

その甲府を1ポイント差で上回るのが6位の長崎。無得点が3試合続いていた中で迎えた前節は5-1で大勝し、鬱憤を晴らした。一方で、最後に連勝を達成したのは後半戦初戦の第22節。得点ランキングトップを快走するFWフアンマ・デルガドを軸に、重要な一戦を制したい。

10月21日(土)

13:00 いわきFC vs 清水エスパルス(J2)

今季初の3連勝を目指したいわきだったが、前節は2-2のドロー。ただ、試合内容が良くなかった中でも勝点1を積み上げたことは収穫だ。清水には5月の前回対戦で1-9の大敗。あの悔しさをホームで晴らしたい今節は、出場停止明けのDF遠藤凌に期待がかかる。

対する清水は前節ジュビロ磐田を下し、自動昇格圏内の2位を奪還。静岡ダービーでの勝利をより価値の大きなものにするためにも、今節は連勝が求められる。注目は前回対戦でハットトリックを達成したFWチアゴ・サンタナ。ラストスパートへ弾みをつける一撃を放てるか。

10月22日(日)

12:30 レノファ山口FC vs ファジアーノ岡山(J2)

20位・山口の前節は、21位の大宮アルディージャに1-2で敗戦。勝てば大きく残留へ近づく一戦だったが、降格圏との勝点差は『6』に縮まった。岡山戦では2019年から4分5敗と9戦未勝利。相性の悪さを払拭すべく、今季の全5得点をホームで挙げているFW梅木翼に期待がかかる。

対する9位・岡山は、プレーオフ圏と3ポイント差。ラスト4試合はすべてボトムハーフの相手との対戦で、4連勝での逆転進出を目指している。キープレーヤーは後半途中からの切り札的な起用が続いているFWルカオ。2試合連続で無得点に終わったチームにパワーをもたらしたいところだ。

14:00 ブラウブリッツ秋田 vs ベガルタ仙台(J2)

秋田は前週のFC町田ゼルビア戦に1-2で惜敗。MF諸岡裕人が2試合の出場停止となり、MF藤山智史と組むボランチの人選も焦点となる。秋田が最後にホームで勝ったのは5月7日の第14節。仙台から初勝利をもぎ取り、ホームのサポーターと喜びを分かち合えるか。

対する仙台は2試合連続の東北勢対決。前節のいわきFC戦では一時逆転に成功したものの勝点1を分け合った。秋田の堅守を攻略する上で、カギを握るのは山田寛人と中島元彦の両FW。セレッソ大阪U-18時代からともにプレーする同期コンビのホットライン開通に期待がかかる。

14:00 水戸ホーリーホック vs ザスパクサツ群馬(J2)

水戸は前節ジェフユナイテッド千葉とドロー。前半25分に退場者を出しながらも、7連勝中と絶好調だった千葉からもぎ取った勝点1の価値は大きい。今節はすでに群馬の優勝が決まっている“北関東ダービー”の最終戦。約1か月ぶりのホームゲームで意地を見せたいところだ。

一方の群馬は5戦勝ちなし。消化試合数が少なかったアドバンテージもなくなり、プレーオフ圏内の6位とは4ポイント差がついた状況でラスト4試合を迎える。注目はDF畑尾大翔。5失点の大敗を喫した藤枝MYFC戦で一矢を報いた背番号3は、攻守両面でチームを救えるか。

14:00 栃木SC vs 大分トリニータ(J2)

4連敗の栃木は気づけば降格圏との差が6ポイントに接近。前節から2週間開いた準備期間で、イヤな流れを止められるか注目だ。期待がかかるのは、U-22日本代表として出場したアジア競技大会で活躍したGK藤田和輝。複数失点が続くチームを最後尾から引き締めたい。

対する大分は痛恨の2連敗。一方、長い時間10人の戦いを強いられた中、最小失点にとどめたことは今節につながるはずだ。プレーオフ圏内との勝点差は『4』と逆転は十分可能。昨季から栃木戦はロースコアでの決着が続いているが、今回も粘り強い守備から勝機をうかがう。

14:00 東京ヴェルディ vs ジェフユナイテッド千葉(J2)

前節ウノゼロ勝利を飾った東京Vは3位に浮上。後半は相手のシュートをゼロに抑えるなど、手堅く3ポイントを勝ち取った。今節は千葉とのオリジナル10対決。ともに久々のJ1昇格へ向けて機運が盛り上がる中、ホームのサポーターの後押しを受けて連勝を狙う。

4ポイント差で追う千葉の前節は10人の相手を崩せず、1-1のドロー。連勝が『7』で止まり、仕切り直しを図る一戦となる。待望のJリーグ初得点を挙げたFW田中和樹が今節は出場停止。右サイドMFが焦点となる中で、DF米倉恒貴ら経験豊富なベテランの活躍に期待したい。

14:00 ツエーゲン金沢 vs モンテディオ山形(J2)

金沢は2連敗で最下位に転落。今節引き分け以下に終わった場合、他会場の結果次第でJ3降格圏の21位以下が決まる可能性がある。この追い込まれた状況で期待がかかるのは攻撃陣の奮起。前節はわずかシュート3本に終わったが、前半戦で見せた破壊力を取り戻せるか。

対する山形の前節は、プレーオフ争いに踏みとどまる完封勝利。負傷から復帰したFW宮城天がゴールを挙げるなど、内容面でも勢いがつく1勝となった。逆転進出に向けて求められるのは久々の連勝。0-1で敗れた前回対戦の借りを返し、ラスト3試合へと突入したい。

14:00 藤枝MYFC vs 大宮アルディージャ(J2)

藤枝は前週のザスパクサツ群馬戦で5-1の大勝。ミドルブロックとハイプレスを使い分け、終盤戦で指向している新たなスタイルを見事に完遂した。J2残留を決定的にした中で迎える大宮戦も、カギを握るのは良い守備からの攻撃。“藤枝らしさ”を表現して勝点50の突破を狙う。

対する大宮は今季初の3連勝で最下位を脱出。逆転残留への望みをつなぎ、ラスト4戦に臨んでいる。この3試合中2試合で先制ゴールを奪っているのがFW室井彗佑。昨季の関東大学リーグ1部で得点王に輝いたルーキーは、今節もチームに勢いをつける得点を挙げられるか。

14:00 徳島ヴォルティス vs ジュビロ磐田(J2)

15位の徳島は3週間ぶりのリーグ戦。指揮官交代後は粘り強い守備が強みになっているが、準備期間を経て迎える今節は攻撃面のブラッシュアップにも期待がかかる。前回の磐田戦では開幕12試合目にして今季初勝利をマーク。良いイメージを携え、シーズンダブルを狙う。

一方、静岡ダービーに敗れた磐田は4位に後退。今季初の連敗を回避することはもちろん、自動昇格圏への再浮上に向けては勝利が必要なアウェイゲームだ。キーマンは前線で献身的なプレーを続けるFWジャーメイン良。第31節以来のゴールを狙う背番号18に、良い形でボールを届けたい。

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