今シーズン開幕から格下に2連敗を喫してスタートにつまずいたものの、直近の公式戦で2連勝を飾り、調子を上げ始めたラツィオ。MF鎌田大地やMFマテオ・ゲンドゥージら新戦力の適応も進む中、日本時間22日、サッスオーロと敵地で対戦すると、今シーズンはインテルやユヴェントスから白星を奪った難敵に2-0と勝利し、公式戦3連勝を飾った。
イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、そんなラツィオについて「ルイス・アルベルトが魔法をプレゼント」との見出しで高く評価。「リーグ中断前のセルティック戦やアタランタ戦の勝利に続いて、マペイ(スタジアム)で圧勝した。議論の余地のない、輝かしくふさわしい勝利だった」と称えた。
中でも最高評価を受けたのは、中盤の左インサイドハーフのポジションで不動の地位を築くMFルイス・アルベルト。35分にチームの2点目を記録したスペイン人MFは「またしても額縁に入れて飾るべきパフォーマンスだった」と賛辞を受けた。
また、鎌田とのポジション争いを制して右IHで先発したゲンドゥージも「途中交代する前に少しパフォーマンスが落ちたが、質と量を同等に兼ね備えていた」との評価を受けた。
『Corriere dello Sport』も同様に2人を絶賛。ルイス・アルベルトについては「あらゆる点でリーダーだ。闘志でボールを奪って先制点の起点となり、狡猾に2点目を決めてチームを背負った」と綴った。ゲンドゥージについては「ラツィオが100%の立ち上がりを見せたのは、特に彼のプレスやエネルギーのおかげでもある。ラツィオの中盤で唯一無二の特徴を持っている」と称えた。
一方、ベンチスタートとなった鎌田は、79分にスペイン人MFに代わって途中出場。左IHでプレーし、同紙から及第点の評価を得た。しかし「いくつかのカウンターの場面でラストパスが足りなかった」との課題が添えられた。
右IHでは、ライバルのゲンドゥージが台頭して評価を高め、左IHでは、不動のルイス・アルベルトが立ちはだかるラツィオの中盤。チームが公式戦3連勝で調子を上げる一方、鎌田にとっては、厳しいポジション争いが続く。
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