セリエA8試合を終えて、勝ち点「21」で単独首位につけるミランは、日本時間23日、ホームのサンシーロでマッシミリアーノ・アッレグリ率いる3位ユヴェントスと対戦。しかし40分にマリック・チャウの一発退場により数的不利に追い込まれると、63分の元ミランMFマヌエル・ロカテッリの決勝弾に屈して0-1と敗れた。
わずか1試合で首位の座をインテルへと明け渡して2位へと後退したミランの指揮官ステファノ・ピオリが、『ダゾーン』のインタビューでチームのパフォーマンスを分析した。
「望んでいた結果を出すことができず、チーム内には大きな緊張感と失望が漂っている。11人で良い試合をしていたうえ、10人になってからも良い試合をした。10人になったとしても、結果を持ち帰るために、もう少し注意力とインテンシティが必要だった。ただ、数的不利に陥ってからも、相手に劣っていなかった。こうした試合で負けてしまったことは残念だ」
またミラン指揮官は、チャウの退場シーンを振り返ったほか、ユーヴェDFフェデリコ・ガッティがFWラファエウ・レオンに対して度重なるファウルを犯していたにもかかわらず、なかなかイエローカードが提示されなかったことに苦言を呈した。
「退場のシーンに関して、個人と守備全体のミスがあった。チャウは先手を打とうとするのではなく、様子を見るべきだった。それにサイドバックの位置も間違っていた。チャウは足を滑らせてしまい、不運でもあったが、もっと良いパフォーマンスを見せることもできたはずだ」
「チャウの退場で(クリスティアン)プリシッチを交代させたのは、前線を(オリヴィエ)ジルーとレオンにして人数を減らし、4バックと中盤3人のシステムを維持したかったからだ。攻撃的な選手を減らしつつ、中盤の選手の飛び出しやジルーのポストプレーでレオンが脅威を作り出してくれることを期待していた」
「レオンに苦戦していたガッティが試合開始から本当にかなりのファウルを犯していた。規定によれば、繰り返しファウルを犯せば、警告になるというはずだ。ガッティは警告を受けたのが、遅かった」
先月17日のインテルとのミラノダービーでは、1-5の敗戦を喫したミラン。今度はユヴェントスに敗れ、またしても上位対決を落としたが、ピオリは自信を見せた。
「今日の敗戦で失うものは何もない。ダービーの後のような振る舞いを見せることができるのであれば、この試合が上手く行かなかったことも歓迎したいところだ。チームは正しい道を歩んでいる」
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