セリエA第9節終了時点で勝ち点「22」で単独首位につけるインテルは、日本時間30日にホームのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでローマと対戦。前半をスコアレスで折り返した後、81分のマルクス・テュラムの決勝点で1-0と勝利を収めて首位の座を守った。
インテルの指揮官シモーネ・インザーギが試合終了後、『ダゾーン』のインタビューで両チームに7枚のイエローカードが飛び交った一戦を振り返り、父リリアン・テュラム氏の目の前でセリエA4得点目をマークした26歳FWやチームを称えた。
「テュラムのクオリティは誰もが知っていたが、彼は日ごろの努力で違いを作り出している。この意欲をもってこのまま努力を続けて欲しい。細部を非常に大事にしていて、この調子で続けていくべきだ。今日は簡単な試合ではなかったが、チームメートたちと一緒に素晴らしいプレーを見せてくれた」
「ローマが非常に良い守備をしていたが、チームは我慢強く、上手くプレーできた。なかなか得点を挙げることができない試合では、問題が発生してしまうものだが、チームは成熟し、冷静だった。もっと早くゴールを決めることができてもおかしくないパフォーマンスだったが、必ずしもそうはならない」
「選手たちは、開幕から13試合にわたって非常に素晴らしかった。我々にはいくつもの目標があるが、まだシーズンの3分の1すら終えていない。昨シーズンのように、可能な限り勝利を収めつつ、進化し、フィジカルおよびメンタル面のエネルギーも回復していきたい」
またインテル指揮官は、後半開始からバンジャマン・パヴァールに代えてマッテオ・ダルミアンを投入した理由を明かした。
「パヴァールは素晴らしい試合をしていたが、我々が主導権を握る中、ゴールを奪えなければ、チームは間延びしてしまう。そうなると(パヴァールはすでに警告を受けていたので)カウンターの際にリスクがあった」
最後にインザーギは、今夏の移籍市場でインテル復帰が囁かれたものの、最終的にローマへ加入し、対戦相手としてスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァに舞い戻ったベルギー代表FWロメル・ルカクに言及した。
「ルカクとは会わなかった。しかし私の考えはすでに夏にも話したはずだ。彼を再獲得するために、我々がどれだけのことをしたのか、どれだけのことをしようとしていたのかは、誰もが知っているはずだ。しかし彼は別の場所へ行くという決断を下し、私自身も納得した」
「彼には会わなかったが、彼と挨拶をすること自体に何の問題もなかった。私はこれまでに決断を下してきたが、選手1人のためではなく、常にインテル全体の利益を思ってのことだ」
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